kuranuki: 2009年5月アーカイブ

今、私は社内ベンチャーの責任者をしています。社内という温室ではありますが、一応、経営をしている訳です。

なぜ社内ベンチャーという形なのかは、いつか書く機会があれば詳しく書きたいと思いますが、今のTIS株式会社というSIerでは出来ない新しい事業にチャレンジするために、既存の事業構造とは分けて活動しやすくするということが主な理由です。

今回、私たちSonicGardenが取り組んでいるのは「新規事業」ということで、今まで会社でやってこなかった事業な訳です。毎日が試行錯誤で、マーケティングなどは少し試してみてうまくいくときは続けてみたり、駄目だったら見直してみたり・・・というような感じで進んでいます。こんな状況では、"アジャイル"な体制でなければうまくいく訳がないです。やってみてわかってきたことですが、"アジャイル"は、何もソフトウェア開発だけでなく、今回のような探索型の事業経営、新規事業の立ち上げにも多いに効果を発揮してくれます。アジャイルと経営についての話しも、また今度。今回は、人材の話です。

新規事業の立ち上げ時に、どういった人材が有用なのか、そして、アウトソーシングしないといけない場面ではどのように使うべきなのか、気づきをまとめてみます。

情報システム開発やパッケージ開発、教育・コンサルティングなどを幅広く手がける永和システムマネジメント様で、SKIPを採用頂きました。永和システムマネジメント様と言えば、「オブジェクト倶楽部」ですよね。私もよく参加させてもらってます。

永和システムマネジメント様の「SNSファシリテータ」である岡島さんが、「社内SNSを盛り上げるコツ」ということで記事を公開されています。

社内SNSを盛り上げる
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090515/330066/

内容を少し紹介しましょう。

RubyホスティングのHeroku(http://heroku.com/)で、小さい自分用アプリを運用してます。

Herokuについては、こちら(Ruby版PaaSの"Heroku"で無料Railsホスティング環境を手に入れよう)に詳しく書いてます

githubでソース管理して、herokuで運用する、というスタイルです。

開発してると、gemを使ってライブラリをインストールしたい場合が出てきます。ローカル環境だと問題なくインストールすれば良いんですが、herokuではどうすれば良いんでしょう・・・と思ったら、ちゃんと用意されてました。

日経コンピュータ5月13日号に載せてもらいました。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NC/20090501/329359/?ST=NC

プロデューサ特集ということで・・・自分ではプロデューサーなんて意識はまったくないんですが、何か色々社内で動いてきたことは確かだなー、と思い返しながら取材を受けました。

色々書いて頂いてますが、あんまり大層なことはないです。

AgileJapan2009の記事や、TISの社長のインタビューがあったり、今回の日経コンピュータ、知り合いばかりが載ってる印象です。

IMG_0704.jpg

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Railsでアプリを作ったら公開したくなるのが人情ですよね。

だけど、安いホスティングサーバとかだと、使える環境が限られていたり、セットアップが面倒だったり・・・必死こいてセットアップしても、本気で運用するとなると、そんな環境だと不安だらけだし・・・かといって、AmazonEC2で運用するだけの気合いもない。GAE/Jを使って、JRubyってのもな〜・・・

私もそんな感じでしたが、そんな折に、mat_akiに、Heroku(ハーオークーと読むらしい)を教えてもらいました。

実は、Herokuって、ずいぶん昔に話題になって、知っていたんですが、その時は、「WebブラウザでRailsアプリが開発できる〜」みたいな感じだったんですよね。それだとEmacsで良いよ。と思ってスルーしていたんですが・・・どうやら、サービスの定義?内容?が変ったようです。

今までのWebブラウザRails開発環境は、"Heroku Garden"というサービスになっています。

http://herokugarden.com/

これが、Webブラウザ上だけで、Railsアプリケーションの開発ができるというサービスです。以前に話題になった旧"Heroku"ですね。これは、Emacs使いとしては、あまり興味がない。

で、"Heroku"の方は、なんと、Rubyのプラットフォーム運用サービスになっていました。

https://heroku.com/

どんなサービスかというと、自分で作ったRubyのWebアプリケーションを運用(ホスティング)してくれるというものです。私はRailsアプリケーションしか試してないですが、Rackの上で動くフレームワーク(Sinatraとか)なら何でも動くようです。既に、25000本のアプリケーションが動いているらしいですね。

"Heroku"は、ソースコードをgitで管理していて、ローカルで開発したRailsアプリケーションを、"Heroku"のgitにプッシュするだけで、フックスクリプトが動いて、自動的にデプロイメントしてくれます。データベースも当然、準備された上にうまく隠蔽されています。"Heroku"の中にあるデータベースで、"rake db:migrate"などをするために、"Heroku"からコマンドラインのインタフェースが用意されています。

使っているテクノロジは、http://docs.heroku.com/technologies に書いてますね。
何はともあれ、試してみました。

SKIP公開事例の第1号です

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総合人材サービス大手のインテリジェンス様で、SKIPを採用頂きました。

その事例が、日経ITPro様で記事として公開されています。

SE社員1500人の帰属意識向上に社内SNS導入
開設から1カ月後で半数が1回以上利用
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/JIREI/20090508/329698/

企画や運用をされる上での工夫が非常にすばらしいですね。

やはり、社内SNSには、活性化のための工夫が必要になってきますが、見事にうまくハマって使って頂けている事例になっています。

社内SNSと、一般的なユーザが使うミクシィのようなSNSの大きな違いは、社内SNSの場合は必ずしも全員が使いたいと思っているところから始まる訳ではなく、会社の意図で導入が始まるケースが多いので、その場合、ツールがあるだけでは盛り上がりません。

より多くの社員に使ってもらう為には、人のココロに訴えかけるような企画や機能が必要になります。そのような社内SNSの盛り上げ役をSKIPでは、「SNSファシリテータ」と呼んでいます。利用の促進、活性化の促進を担う役割であり、其の活動が「SNSファシリテーション」なのです。

社員だけが使う社内SNS、だからこそ活性化のためのアクションが必要になります。その鍵を握るのが「SNSファシリテーション」です。

脆弱性対応しました

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SonicGardenで開発しているSKIPの話題です。

JPCERTコーディネーションセンター様から、SKIPでの脆弱性発見の連絡を頂き、対応しました。

http://jvn.jp/jp/JVN03114223/
(SKIPユーザグループ製 SKIP における SQL インジェクションの脆弱性)

http://jvn.jp/jp/JVN43233160/
(SKIPユーザグループ製 SKIP におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性)

いくつかニュースサイトでも取り上げて頂いてます。

詳しくは、以下の通りです。
http://www.openskip.org/ja/news/2009/05/11/jvnskip/

対応済みのSKIPは以下よりダウンロードできます。
http://www.openskip.org/

こういう外部からの報告は初めてのことだったので、少しドキドキしました。。。
発見,報告してくださるのは本当にありがたいことです。

今後もより一層、安全面に気をつけながら開発を続けたいと思います。

連休を利用して読みました。

小飼弾氏が、わかるには「35年の人生が必要」と書いていた本書、奇しくも35歳の誕生日の翌日に読んだの私にとっては、「当たり」の本でした。

プログラマ出身であり、プロジェクトマネージャの経験を経て、ソフトウェア会社の経営をしている私だからこそ頷ける点が沢山書かれています。これは確かにプログラマはこぞって読むかもしれないけれど、プログラミング経験だけでは、面白みがわからないだろうなぁ。ギークでもありスーツでもある人がこの本の真のターゲットなんだろうな。

第9章で、私が以前、ディフェンシブな開発で書いたことと同じようなことを言っています。Joelが学生に向けた講演の一部です。オーダーメイドの企業向けシステムを作るインハウスプログラマの仕事と、ソフトウェア製品会社で働くソフトウェア開発者としての仕事の2つあり、慎重に選ぶように語っています。プログラマにとっての幸せは、人によるだろうけど、やっぱり会社の利益に直接貢献できる仕事である方が良いと思う。そこは完全に同意です。それができるのは、ソフトウェア会社で働く方が絶対に良い。プログラミングできることを、キャリア形成の強みにできるのは、ソフトウェア会社なんだろうと思う。

他にも多くの示唆に富んだ本でした。プログラマだったし、今でも休日はプログラミングをしたりもしているけれど、時に、思考がスーツよりになりすぎて、忘れかけてしまっていることがあったりして、それを思い出す良いきっかけになりました。紹介したい点はまだまだあるんですが、また、別の記事で、触れたいと思います。

一番気に入ったフレーズ。

会議して詩を書こうとなんてするか?

ソフトウェアって、本当はそうだよね。

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  • 倉貫 義人
  • SonicGarden 代表取締役社長
  • ソニックガーデンの創業者で代表取締役社長。日々アジャイルソフトウェア開発とリーンスタートアップを実践しています。クラウドを活用したワークスタイルの変革を目指しています。「心はプログラマ、仕事は経営者」がモットーです。
  • 詳しいプロフィール
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