ソニックガーデン代表 倉貫義人のサイト

マネージャ寓話:大きな結論か小さな相談か

オフィスから少し離れた喫茶店の奥の席で二人の男、上司と部下が向かい合って座っていた。しばらくの沈黙のあと、意を決したように部下は口を開いた。 「色々じっくり考えたんですが、辞めることにしました」 その言葉を聞きながら、少しぬるくなったコーヒーを口にする上司。マネージャとしての経験もそこそこ積んでいる彼にとって、こうした機会は一度や二度ではない。 その経験から言えば、こうしたときは、どのように慰留したところで結果は変わらない。選択肢は一つ、その辞意を受け入れるだけだ。 一体どうしてこうなったんだろう。 * * * 優秀な二人のマネージャがいた。40代も後半の塩崎と、まだ30代なかばの神原だ。これ […]

リモートワークの定義レベル5と、障壁の越え方

前回の記事では、私たちソニックガーデンがどういった経緯を経て、物理オフィスをなくした完全なリモートワークまで辿ってきたのか紹介した。 そこから見えてくるのは、リモートワークには段階があるということだ。それをレベル分けすれば、わかりやすく目指す指標ができるのではないかと考えた。 本稿では、自動運転の世界で考えられている定義とレベルを参考に、リモートワークのレベルについて考えてみた。 自動運転のレベル 昨今、自動運転が非常に注目されている。実用的なレベルになりつつも、まだ時期尚早という見方もあって話題にあがることが多い。 おそらく近い将来に、現代のオートマ車とミッション車の比率のように、自動運転の […]

物理オフィスがない完全リモートワークまでの10年間の道のり

私たちソニックガーデンには、本社オフィスがない。全員がリモートワーク、在宅勤務なので、物理的に出社するためのオフィスをなくしてしまった。 今は、テレビ会議とバーチャルオフィスを組み合わせて普段は仕事をしている。 リモートワークに取り組む際に、私たちのやり方をそのまま真似をするとうまくいかないかもしれない。なぜなら、私たちも一気に今の状態になったわけではないので、私たちと同じように段階を踏んで進めていくのが良いのではないだろうか。 本記事では、私たちが物理オフィスのない完全リモートワークに至るまでに取り組んできた試行錯誤の変遷をふりかえってみよう。 ステップ0.昔ながらのオフィス(2008年頃) […]

これからの時代を生き抜く3つの思考力の鍛え方 〜 プログラミング教育の必修化にむけて

2020年度には小学校でプログラミング教育が必修化されるようだ。その是非について多くの意見があるが、少なくとも早めに自分の素質の向き不向きがわかることは良いことではないか、と思っている。私がプログラミングを始めたのも小学生だった。 それに、プログラミングを学ぶことは、ただプログラムを書くことができるようになるだけでなく、きちんと修得のプロセスを踏みさえすれば、様々な思考法や考える力を身につけることができる。(暗記型の授業形式ではダメだが) プログラミング経験者として、プログラミングを通じて鍛えられたことで社会の様々な場面で役に立った力について、なるべく一般的な言葉を使って書いてみよう。 抽象化 […]