ルールと良識

思考メモ

社内規定について改めて考えている。これまでは、セルフマネジメントできる人だけを採用してきたので、ルールなしで運用をしてきたけれど。

これからセルフマネジメントを身につけていくような若い人の育成に取り組んでいくことを考えた時に、どうしてもルールが必要になってくる。

一人でも成果を出せるだけのスキルや経験を身につけていて、社会性をもって周りと協調しながら仕事を進められることがセルフマネジメント。

しかし、新卒のように経験が浅いなら、ある程度の乗っかれるレールがあった … もっと見る

社内規定について改めて考えている。これまでは、セルフマネジメントできる人だけを採用してきたので、ルールなしで運用をしてきたけれど。

これからセルフマネジメントを身につけていくような若い人の育成に取り組んでいくことを考えた時に、どうしてもルールが必要になってくる。

一人でも成果を出せるだけのスキルや経験を身につけていて、社会性をもって周りと協調しながら仕事を進められることがセルフマネジメント。

しかし、新卒のように経験が浅いなら、ある程度の乗っかれるレールがあった方が成長もしやすくなるはず。ということでルールを考えている。

ルールはマニュアルではない。これだけしていれば良いというものではなく、その中で自由に創意工夫してよい範囲を決めるようなものにする。

ルールによって生産性や成果を落とすようなものにはしない。ルールがあることで、取り組むべき仕事や問題そのものに集中できるようにする。

ルールがあるから従うのではなく、そうした方が自分も周りも良い状態になるから取り組むようにしたい。ルールより良識に従う方が本質的だ。

たとえば、勤務時間のルールに従って出社するってことより、フレックスであっても、チームワークが発揮しやすいから出社するって考えたい。

遅刻をしない・遅れるなら連絡するというのも、ルールじゃなく周りの人に心配させないため。そんな良識が身につけば、ルールはいらない。

なるべくしょうもないルールは作りたくはないし、良識を持った大人になってもらえるようにしたい。ルールだけでなくガイドが必要なのかも。

マネジメントのバランス

思考メモ

事業でも人でも組織でもマネジメントする人には、具体と抽象を行ったり来たりしながら目線を変えつつ、取り組んでいくのが良いですね。

見える範囲の先に何があるのか、リスクはあるのか、課題の優先順位を考えること。つまり、長期的な目線と広い視座を持っていること。

一方で、目の前に起きている問題を解決していくことも大事な仕事。現場の仕事が滞りなく進むように、邪魔になるものを排除していく。

具体的な問題を解決していくためには、具体的に取り組んだ経験が必要になる。泥臭いけれど、 … もっと見る

事業でも人でも組織でもマネジメントする人には、具体と抽象を行ったり来たりしながら目線を変えつつ、取り組んでいくのが良いですね。

見える範囲の先に何があるのか、リスクはあるのか、課題の優先順位を考えること。つまり、長期的な目線と広い視座を持っていること。

一方で、目の前に起きている問題を解決していくことも大事な仕事。現場の仕事が滞りなく進むように、邪魔になるものを排除していく。

具体的な問題を解決していくためには、具体的に取り組んだ経験が必要になる。泥臭いけれど、現場で問題に向き合えば身についていく。

一方で、ただひたすらに同じことを繰り返しているよりも、たとえ経験していないことも、自分の経験に当てはめて考える抽象化をする。

組織を動かしていくときも、一覧表で人を眺めているよりも、個別の一人一人に向き合ってコミュニケーションしていくと、よく見える。

一方で、個別対応ばかりだと手間ばかりが増える。組織を俯瞰して見ることで、一貫性を保った制度や仕組みを考えていくことができる。

長期的な目線を持ちつつ目の前の問題を見ること。抽象化して考えつつ具体的な経験を積むこと。組織全体を俯瞰しつつ個別に話すこと。

放っておくと具体に寄りがちなので、マネージャをマネジメントをする際は、現場から意識を引っ張り上げる方向で意識する位で良いかも。

要はバランスってことだけど、どうバランスとるのかってところが肝心なところですね。

「対話するプログラマ」の仕事

思考メモ

「いや本当にね。全部繋がって循環してる。」

東京から山梨の富士吉田に家族で移住をしたソニックガーデンのまーくんこと 西見 公宏 の近況をインタビューしてもらいました。

これこそがプログラマの仕事って感じだし、プログラマの考えを広げて生きてってる感じがあって良い話だった。

「何を作っていくか」は重要なポイントですよね。一緒に開発を続けるプログラマとしても、そこをちゃんと押さえておくことはとても大事なことです。

実は、プログラマをやっていて1番辛いのが「言わ … もっと見る

「いや本当にね。全部繋がって循環してる。」

東京から山梨の富士吉田に家族で移住をしたソニックガーデンのまーくんこと 西見 公宏 の近況をインタビューしてもらいました。

これこそがプログラマの仕事って感じだし、プログラマの考えを広げて生きてってる感じがあって良い話だった。


「何を作っていくか」は重要なポイントですよね。一緒に開発を続けるプログラマとしても、そこをちゃんと押さえておくことはとても大事なことです。

実は、プログラマをやっていて1番辛いのが「言われた通りのものを作る」ことなんですよ。なんのために作るのか、どういう効果のあるものかがわからない。わからないまま作るのって、すごく辛い。


「これを作ってほしい」とお客様が最初に言うものは本当に作ってほしいものとは違うことも多いんです。

お客様の中に「やりたいこと」があって、「『そのためにはこんなものがあったらいいんじゃないか』とお客様が考えたもの」を「作ってください」と持って来られることが多いですね。それは「やりたいこと」という大元を実現するための最善策ではない場合があります。


「事業設計や作りたいものが理路整然と説明されているか」ではなくて、「新規事業を立ち上げたい想いがどこからつながっているのか、そこがロジカルであるか」を対話から引き出すのがポイントですね。

お客様の想いを実現するためのパートナーとなるわけですから、信頼関係を築くことはすごく大切にしています。最終的には、お客様の想いが実現されるだけでなく、そこを超えてさらに価値あるものが生まれるところにまで耳を傾ける。


私の中にはずっと変わらない行動指針があります。

まず「お客様と私たちが刺激し合いながらも楽しく共創できる関係性に満ち溢れること」というビジョン。一方的に依頼されて作るのではなく、「一緒に」作っていく関係性ってすごく幸せだと思うんです。
そのために「ソニックガーデンに出会って本当によかったと思われるサービスをご提供する」というミッションがある。

ただ仕事をこなすだけでは「ソニックガーデンに出会って本当によかった」とは思ってもらえないですよね。ここに辿り着くためにどうしたらいいのかをいつも考えています。


幸せに働くことがきっと社会を変えていく〜「対話するプログラマ」が見出した最高の仕事

なんのための心理的安全性か

思考メモ

チームで成果をあげる上で心理的安全性が欠かせないし、重要なことには異論はない。けれども、それを殊更に意識しすぎてもうまくいかない。

大事なことはプロジェクトがうまくいくことであり、心理的安全性を高めることを目的にしたり、うまくいかない時の言い訳にしたら本末転倒。

どうすれば良い感じになるのかを、チームのメンバー全員が考えて、憚らずに意見を言えるような状況を作ることがマネジメントの仕事になる。

そこで一旦、心理的安全性って言葉を忘れてみると良いと思う。プロジェクト … もっと見る

チームで成果をあげる上で心理的安全性が欠かせないし、重要なことには異論はない。けれども、それを殊更に意識しすぎてもうまくいかない。

大事なことはプロジェクトがうまくいくことであり、心理的安全性を高めることを目的にしたり、うまくいかない時の言い訳にしたら本末転倒。

どうすれば良い感じになるのかを、チームのメンバー全員が考えて、憚らずに意見を言えるような状況を作ることがマネジメントの仕事になる。

そこで一旦、心理的安全性って言葉を忘れてみると良いと思う。プロジェクトの成功だけに集中してみよう。成功に必要なのは何か考えてみる。

目指すべき目的が無ければ、考え抜いて意見するほどのことがない。意見をぶつけない方が楽だけど、それでは良い成果を出すことはできない。

自分の仕事だと思っていなければ、意見を言うほどの強い気持ちは持つことはない。言われたことをやってるだけでは自分の仕事とは言えない。

当人にとって、なぜ取り組むのか、どんな意義があるのか、納得と決意が要る。そのための思いを伝えることも、腹落ちするための時間も要る。

コンピュータと違って一度、伝えたら伝わるわけじゃない。コミュニケーションの量を増やすことは欠かせない。その辺りザッソウ本に書いた。

色々とやってるうちに、いつのまにか心理的安全性のある状態になっているのかも。心理的安全性を作るのではなく、心理的安全な状態になる。

ツールの導入じゃないから、一歩ずつやっていくしかないんだよな。

あなたの仕事は何か?

思考メモ

仕事に対して前向きに取り組むにもコツがある。前向きに、一生懸命に取り組んだ方が良いことは誰でもわかっているけど、難しい時もある。

以前に、取材を受けたときに「あなたにとって社長の仕事って何ですか?」みたいな質問があった。これは考えてみれば、なかなか奥が深い。

それに対して、今やってる作業を羅列だけしても取材の答えとしては面白くないし、なによりカッコ悪い。それなりに良いことを言いたいもの。

なので、具体的な仕事を挙げながら、少し抽象化した話もする。そう考えた理由や … もっと見る

仕事に対して前向きに取り組むにもコツがある。前向きに、一生懸命に取り組んだ方が良いことは誰でもわかっているけど、難しい時もある。

以前に、取材を受けたときに「あなたにとって社長の仕事って何ですか?」みたいな質問があった。これは考えてみれば、なかなか奥が深い。

それに対して、今やってる作業を羅列だけしても取材の答えとしては面白くないし、なによりカッコ悪い。それなりに良いことを言いたいもの。

なので、具体的な仕事を挙げながら、少し抽象化した話もする。そう考えた理由や背景なんかも話をすると取材してくれた方も喜んでくれる。

「新規事業の立ち上げは社長の役割なんです。失敗しても怒られないからチャレンジしやすい。会社に変化をもたらすことが私の仕事ですね。」

みたいな感じのことを、当時は回答した気がする。今は違うけど、こうやって聞いてくれたことで、自分なりに考えが整理されて指針になった。

それ以降は仕事をするときも、その意義に従って考えて動いたり、自分で話した言葉に励まされたりもした。言葉にして出すことは大きい。

なので仕事に迷いがあるなら、取材を受けたつもりで「あなたの仕事は何か?」を自分に問うてみて、自分なりに言語化してみると良いかも。

仕事を自分で意味づけできて、抽象化して考えられたら、目の前のことよりも広い視点で仕事に取り組めるようになる。きっと成果も広がる。

なんとなく定期的に思い返して、自分だったらなんて答えるかなって考えてみるのが良いんじゃないかな。私も久しぶりに考えてみようかと思う。

「タスクばらし」を疎かにしない

思考メモ

サッカー漫画「アオアシ」にも出てくるし、色々とよく聞くのが、サッカーの基本は「止める・蹴る」ということらしい。よくわかる。

私たちソニックガーデンの流派における「止める・蹴る」にあたるものは何かなって考えた時、やっぱり「タスクばらし」だろう、と。

どんな仕事をするときも、まずは分解をして、見積もって、想定してから仕事に取り掛かること。これは、どんな仕事にも通じる基本だ。

大きいまま仕事をすると、自分にも周りにも進捗がわからない。タスクを小さくして、終えていかない … もっと見る

サッカー漫画「アオアシ」にも出てくるし、色々とよく聞くのが、サッカーの基本は「止める・蹴る」ということらしい。よくわかる。

私たちソニックガーデンの流派における「止める・蹴る」にあたるものは何かなって考えた時、やっぱり「タスクばらし」だろう、と。

どんな仕事をするときも、まずは分解をして、見積もって、想定してから仕事に取り掛かること。これは、どんな仕事にも通じる基本だ。

大きいまま仕事をすると、自分にも周りにも進捗がわからない。タスクを小さくして、終えていかないと、いつまで経っても仕掛かり中。

タスクを分解するときには、必ず仕事の目的から確認すること。目的を確認しないで分解だけしても、本当の成果に繋がるか不明になる。

見積もりができるかどうか、中身が想像できないときは見積もりができない。ならば見積もりできるまで分解し、細かくステップを刻む。

最初のうちは、未熟だから細かくなってしまうけれど、それで良い。腕があがれば、一つのタスクは大きくできる。まずバラす方が大事。

タスクの粒度にこだわるのではなく、時間にこだわってタスクをばらすこと。日をまたぐほどのタスクは大きすぎる。まず30分でも良い。

タスクばらしをすると、自分自身で成長が実感できる。個人のタスクばらしができると、プロジェクトのマネジメントもできるようになる。

タスクばらしで本が1冊くらい書けそうなほど奥が深いけど、わかっていても実践の中でしか身につかない。私たちにとっての大事な基礎。

詳しくは、こちらの記事も。

2022年01月27日の思考メモ

思考メモ

「やっぱり」って言葉は、うまくいかなかったり失敗したときに、自分たちで言う分にはともかく、外野から言われると嫌な気持ちになるよね。

「やっぱりダメでしたか・・」とかって言われるとモヤモヤする。いやいや、それよりも挑戦したことを讃えてあげた方が良いんじゃないかな。

(一方で「やっぱりさすがですね!」とかって言ってもらえると、嬉しくなるけどね)

やってみたからわかることって沢山あるから、いきなり大博打は打たないようにしながら、早めにちょっとやって失敗してみた方が良い … もっと見る

「やっぱり」って言葉は、うまくいかなかったり失敗したときに、自分たちで言う分にはともかく、外野から言われると嫌な気持ちになるよね。

「やっぱりダメでしたか・・」とかって言われるとモヤモヤする。いやいや、それよりも挑戦したことを讃えてあげた方が良いんじゃないかな。

(一方で「やっぱりさすがですね!」とかって言ってもらえると、嬉しくなるけどね)

やってみたからわかることって沢山あるから、いきなり大博打は打たないようにしながら、早めにちょっとやって失敗してみた方が良いかもね。

歳をとって経験が増えると、やってみる前にわかることが増えてしまって、つい言いたくなってしまうから、よくよく気をつけていこうと思う。

(無意識に言ってしまってる気もして、反省の気持ちになってる)

なるべく小賢しくわかったふうにしてるよりも、いつまでも何かやってみてわかっていく人でありたいなー。

2022年01月25日の思考メモ

思考メモ

久しぶりにブログを書いているけど、書き始めるまでは億劫だったくせに、いったん書くと楽しくなって、ついつい文章が長くなってしまう。

伝えたいテーマを決めるまでが時間がかかる。どういった内容を盛り込むか考える、話の流れを考える。執筆自体は、さほど時間かからない。

ブログの1記事の長さは、どれくらいが適切なのか。短い方が良いのか考えた時期もあったけれど、自分の記事は長くても良いと思うように。

あくまでテーマが先にありきで、テーマにあっていれば長さは気にしない。長いので … もっと見る

久しぶりにブログを書いているけど、書き始めるまでは億劫だったくせに、いったん書くと楽しくなって、ついつい文章が長くなってしまう。

伝えたいテーマを決めるまでが時間がかかる。どういった内容を盛り込むか考える、話の流れを考える。執筆自体は、さほど時間かからない。

ブログの1記事の長さは、どれくらいが適切なのか。短い方が良いのか考えた時期もあったけれど、自分の記事は長くても良いと思うように。

あくまでテーマが先にありきで、テーマにあっていれば長さは気にしない。長いので読まないという人がいたら、読んでほしい人と違うかな。

広告の付く一般的なウェブ記事だったら、たくさんの人の目に触れることを優先するかもしれないけれど、それが目的じゃなかったのだった。

それよりも、伝えたい内容を、伝えたい人にしっかりと伝わるように書くことの方が大事だ。なるべく誤解なく伝わるためなら長くても良い。

そもそも私がブログを書いて読んでほしいのは、社内の人だったり、応募してくれる人に考え方や仕事の進め方を知ってもらいたいのが一番。

だから多くの人に読んでもらうことも大事にしつつ、伝えたい相手に中身がきちんと伝わることの方が優先順位は高い。広げるよりも伝える。

そういえば、自分の場合は本を書くときもブログを書くときも、同じスタンスで書いてるので、文章が長くなっても仕方ないのかもしれない。

もちろん、読みやすく短い文章で、きちんと伝わる内容にできればベストだけれども。まだまだ精進がたりないな。

相談と巻き込まれ力

思考メモ

相談って、実のところ、相談できたら相手が誰であれ、問題が何であれ、ほぼ解決してるようなところはあるんだよね。結局は自分で考えてる。

それでも聞いてくれる相手がいるだけで、自分なりに説明しようと考えて話すし、筋道を立てて説明すれば、自分の中で整理することができる。

会社やチーム、いや社外でも、気軽に相談できる人がいたり、損得なしに相談できる時間があることは、問題解決の仕事においては欠かせない。

プログラムのバグなんかは、ほぼそれで解決するものだから、人形のクマにで … もっと見る

相談って、実のところ、相談できたら相手が誰であれ、問題が何であれ、ほぼ解決してるようなところはあるんだよね。結局は自分で考えてる。

それでも聞いてくれる相手がいるだけで、自分なりに説明しようと考えて話すし、筋道を立てて説明すれば、自分の中で整理することができる。

会社やチーム、いや社外でも、気軽に相談できる人がいたり、損得なしに相談できる時間があることは、問題解決の仕事においては欠かせない。

プログラムのバグなんかは、ほぼそれで解決するものだから、人形のクマにでも聞いてもらえば済むことから、「クマる」という言葉になった。

もはや相談に乗って欲しいと言わず、クマって欲しいと言う。それでも聞くだけなのに、クマの人形でなく、人間を求めるのが、人のサガかな。

人間だから、相談に乗ってるうちに面白くなって、一緒になって問題に向き合うことがある。そうやってチームになっていくのって理想だな。

指示してやってもらうのも時には大事だけど、相談して巻き込んでいく方が好みだ。指示されるより相談される方が助けたい気持ちになるよね。

相談されて巻き込んでもらえる人でいたいと思う。暇そうにしてることが大事ですね。

2022年01月21日の思考メモ

思考メモ

孤独のグルメが好きで、一人で外食するのも好きになって、旅先などで良さそうな店を見つけて開拓するのだけど。

先日の話、金沢に行った際には雨雪が降っていて、色々と歩きながら店探しが出来ず、宿の近くの店に入ることに。

とても良い店ではあったけれど、そこそこ大きな店で、全個室みたいな感じになっていて、一人で部屋に通された。

そこで食べた料理は美味しかったものの、シーンとした中で一人で黙々と食べるのは流石に寂しくなってしまった。

やっぱり、もう少しこじんまりとした … もっと見る

孤独のグルメが好きで、一人で外食するのも好きになって、旅先などで良さそうな店を見つけて開拓するのだけど。

先日の話、金沢に行った際には雨雪が降っていて、色々と歩きながら店探しが出来ず、宿の近くの店に入ることに。

とても良い店ではあったけれど、そこそこ大きな店で、全個室みたいな感じになっていて、一人で部屋に通された。

そこで食べた料理は美味しかったものの、シーンとした中で一人で黙々と食べるのは流石に寂しくなってしまった。

やっぱり、もう少しこじんまりとした店で、カウンターとかに座って、話し声が少し聞こえたりする感じが良いな。

マニュアルがしっかりしていて対応してくれるのは、一定のクオリティになるけれど、一方で少し味気なく感じる。

これからは機械的なサービスは機械に任せて、人のマニュアルにない対応にこそ贅沢さを感じるようになるのかも。

お店との一体感、心のこもったおもてなし。ソフトウェア開発をしてる私たちも、顧問サービスなので目指したい。

もちろん、お店で言えば料理の味も大事で、それにあたるプログラミングも職人として極めていくことも忘れずに。

どんな店が良いかは人それぞれだけど、私たちは小さくても常連に愛される店みたいな会社にしていきたいと思う。

・・・なんてことを考えながら食事するくらい、こないだは単なる孤独なグルメだった。

人生12年周期らせん説

思考メモ

友人の仲山さん(組織のネコ本の著者)が、新年の抱負の代わりに、人生を12年周期でふりかえって今年をワクワクするというのをやっていて、面白そうなので私もやってみました。

ーーー

36年前(1986年)

・4月から小学6年、あまり記憶はない
・ファミコンで遊んでた(ドラクエが発売された年
・中学受験の受験勉強もしたが、落ちた
・翌年から、中学生に。

ーーー

24年前(1998年)

・4月から大学院2年生。
・就職活動はしたはず(あまり苦労してない … もっと見る

友人の仲山さん(組織のネコ本の著者)が、新年の抱負の代わりに、人生を12年周期でふりかえって今年をワクワクするというのをやっていて、面白そうなので私もやってみました。

ーーー

36年前(1986年)

・4月から小学6年、あまり記憶はない
・ファミコンで遊んでた(ドラクエが発売された年
・中学受験の受験勉強もしたが、落ちた
・翌年から、中学生に。

ーーー

24年前(1998年)

・4月から大学院2年生。
・就職活動はしたはず(あまり苦労してない)
・研究室の仲間とゲーム作って、ネットで公開した
・翌年から、社会人に。(TISに入社)

ーーー

12年前(2010年)

・社内ベンチャー2年目に。
・youRoom作って、マーケティング活動していた
・サンフランシスコ初出張、海外展開を進めた
・翌年から、経営者に。(TISからMBO実施)

ーーー

ということは、今年2022年は・・・

・ソニックガーデン12年目、新経営体制2年目に。
・何か作品を作って、広めていく活動をする?
・翌年に向けた仕込みの時期か?
・来年から、何か肩書きが変わる?

周期性ありそうですね。(今年はともかく来年が怖いけど)

新年を機に、12年周期で振り返ってみてはいかがでしょう。

2021年のふりかえり

思考メモ

2021年を振り返っての皆さんの投稿を見ながら、自分は今年はあまり語ることないんだよな、と思いつつ書いたら長くなってしまいました。。

ソニックガーデン10周年でしたが、特に派手なことをすることなく、個人としても目立つアウトプットができた訳でもない静かな一年でした。

お陰様で会社は成長していますが、働く人が増えると、問題も増える。まるでお手玉。修行だと思って淡々と取り組んでいくのも経営かな、と。

取り組みとしては、執行役員の制度と社長室を作り経営のチーム化、子会社ラクロ … もっと見る

2021年を振り返っての皆さんの投稿を見ながら、自分は今年はあまり語ることないんだよな、と思いつつ書いたら長くなってしまいました。。

ソニックガーデン10周年でしたが、特に派手なことをすることなく、個人としても目立つアウトプットができた訳でもない静かな一年でした。

お陰様で会社は成長していますが、働く人が増えると、問題も増える。まるでお手玉。修行だと思って淡々と取り組んでいくのも経営かな、と。

取り組みとしては、執行役員の制度と社長室を作り経営のチーム化、子会社ラクローの独立、編集チームの立ち上げなど、社内でのことが多め。

新卒採用に本格的に取り組み始めて、私たちなりのインターンや業界貢献を考えるようになり、プログラミング合宿を始められたのは良かった。

12月半ばから始めた未経験向けのプログラミング合宿は、年末の本日まで実施してた。やる気のある若者たちが頑張ってる姿は尊いものですね。

運営自体も若手メンバーで取り組んでくれて、それ自体が良いアクティビティになって成長できたと思う。年末の最後まで頑張ってくれて感謝。

全社員リモートワークの次の段階を目指して、リアルな土地で村を作る企画も動き出したのも今年だった。実現まで数年越しの企画になりそう。

組織を作るのも、人を育てることも、事業を生み出すことも、時間がかかるけど、むしろ効率より時間かけることを考える、そんな静かな一年。

前向きに解釈するなら、次の10年に向けての大きな意思決定をして、仕込みを始めた年だったかなと。数年後に、そんな風に思えたら良いな。

過去を前向きに意味付けする

思考メモ

昨日、ふりかえりをすると自分がやってきたことに意味が見つかることがあるって書いた。これ実は、人生を良くするヒントなのかもしれない。

大変なことがあっても、喉元を過ぎてからふりかえってみると、あの出来事があって良かったと思えることがある。生存バイアスだと思うけど。

それでも、取り組まざる状況になり、それに取り組んでる最中は意味なんて考えられなかったことも、終わってから意味があったと考えられる。

確かに、昨日の皆んなの発表でも、自分からチャレンジした訳ではない仕事だ … もっと見る

昨日、ふりかえりをすると自分がやってきたことに意味が見つかることがあるって書いた。これ実は、人生を良くするヒントなのかもしれない。

大変なことがあっても、喉元を過ぎてからふりかえってみると、あの出来事があって良かったと思えることがある。生存バイアスだと思うけど。

それでも、取り組まざる状況になり、それに取り組んでる最中は意味なんて考えられなかったことも、終わってから意味があったと考えられる。

確かに、昨日の皆んなの発表でも、自分からチャレンジした訳ではない仕事だったけど、やってみたら良い経験になったという話が多かったな。

意図や意味は考えて取り組まなくとも後になって気付く。気付くというより、都合の良いように意味づけをしている。いや、意味付けができる。

これができれば、どんな失敗でもポジティブに意味付けすれば、失敗とは言えなくなる。後悔するようなことでさえ意味があったと考えられる。

スティーブ・ジョブズの点と点を繋げるって話も、過去に起きたことを意味があるように繋げていくって話なのだろう。ある意味、過去の改変。

よく考えたら、自分がやってきた経営のスタイルも同じだ。未来を決め過ぎず、日々を一生懸命に過ごし、過去に意味付けをして経営してきた。

あんまり未来のことを壮大に語ったりするのは苦手なんだけど、起きた出来事をふりかえって、後から意味付けしていくことは得意なんだよな。

過去に意味ができると、未来に希望が持てるよね。来年も、日々ふりかえっていきたい。

ふりかえりで見つかる意義と感謝

思考メモ

会社の人数が少ない頃から、年末になると1年のふりかえりを一人ずつプレゼンしていくというのをしてきたのだけど、人が増えた今年もできた。

徐々に人が増えていく中で、毎年のことだけど、そろそろ限界だと思いながら続けてきたので、もはやカルチャーと言っても良いのかもしれない。

全員がプレゼンするとなると、一人5〜10分としても相当な時間になる。数年前に1日がかりになって、翌年から何人かずつのプレゼンに分けた。

ただし、もちろんリモートで実施するので、発表者の人たちは数人でや … もっと見る

会社の人数が少ない頃から、年末になると1年のふりかえりを一人ずつプレゼンしていくというのをしてきたのだけど、人が増えた今年もできた。

徐々に人が増えていく中で、毎年のことだけど、そろそろ限界だと思いながら続けてきたので、もはやカルチャーと言っても良いのかもしれない。

全員がプレゼンするとなると、一人5〜10分としても相当な時間になる。数年前に1日がかりになって、翌年から何人かずつのプレゼンに分けた。

ただし、もちろんリモートで実施するので、発表者の人たちは数人でやるけれど、その様子は仮想オフィスの機能を使って、社内に生放送される。

仕事をしながら聞いたり、録画もあるので時間差でも見ることもできる。録画だと倍速にして見ることができるので、そこまで大変ではなかった。

50人近くいる全員がプレゼンするのも、それを見ていくのも狂気の沙汰だなと思ったけれど、一人ずつの発表を聞けたのは、やっぱり良かった。

1年を振り返る機会があると、まあ大変なこともあったけど、頑張れて良かったよなとか、助けてくれた人たちへの感謝の気持ちも生まれたり。

ふりかえることで、その年にあった出来事に意味を見つけることもできる。むしろ、過去に起きたことに意義を見つけることで、前を向けたり。

さておき、一人ひとりの発表を聞いて、それぞれの成長や思いなんかも知ることができて、頼もしい気持ちになり、未来への希望も感じられた。

今日、また1年を皆んなと共にふりかえることができたのは幸せなことでした。

リアルタイムにメモをとる会議

思考メモ

新人が議事録を書くのに苦労していて、どうしたら楽に書けるようになるでしょうか、という相談。今なら録画もできるから要らないのでは、と。

議事録を楽に書くことを考えるよりも、そもそも、何のために書くのかを考えましょうか。後で揉めないためだけなら、録画でも良いでしょう。

そうでなく、話す内容を空中戦にしないように、発展的に議論できるように、「問題vs私たち」の図式にするために、メモを共有するのが有効。

それも、画面共有で同じメモを見ながら話をして、話す内容をそのままリア … もっと見る

新人が議事録を書くのに苦労していて、どうしたら楽に書けるようになるでしょうか、という相談。今なら録画もできるから要らないのでは、と。

議事録を楽に書くことを考えるよりも、そもそも、何のために書くのかを考えましょうか。後で揉めないためだけなら、録画でも良いでしょう。

そうでなく、話す内容を空中戦にしないように、発展的に議論できるように、「問題vs私たち」の図式にするために、メモを共有するのが有効。

それも、画面共有で同じメモを見ながら話をして、話す内容をそのままリアルタイムに構造化してまとめていくと、とても良い議論ができるはず。

リモートワークのテレビ会議になり、大型モニタなくても、全員で画面共有して話している内容を見ながら議論ができるようになったのは僥倖。

これだけで、会議の生産性は大きく上がる。会議が終わったら、そのまま話した内容をまとめたメモが残る。各自の担当のタスクも共有される。

そのメモを共有すれば、参加していない人も内容を把握することができる。なので「議事録を書く」という行為そのものを見直してみませんか。

ただし、リアルタイムに構造化してメモを取ってまとめていくのは、新人には難しい仕事ですが、これこそ身につけてもらいたい仕事ですよね。

そのために、まず先輩が目の前でやってみせるところから。真似してやって、フィードバックをもらうことで、できるようになっていくでしょう。

これはチームで仕事を進めたいときなんかは、けっこう良いやり方だと思うのだけど。


そういえば、以前にリアルタイムにメモをとる話を記事にしていた。使ってるツールが変わっているので、内容をアップデートした方が良いな。

できることを仕事にする原則

思考メモ

誰にどの仕事をしてもらうのか、各自が適性を活かしパフォーマンス出せるような適材適所の配置を作り出すのは組織マネジメントの肝と言えるけれど、なかなか難しいのが現実で。

やってしまいがちなのが、能力(できること)と期待(やってほしいこと)を取り違えてしまって、期待する仕事を渡してしまうこと。だけど、できる訳ではないので成果は出ない。

もちろん中には期待を超えて成果を出せる人もいるけれど、多くの場合は当人にとって新しいことは慣れてもいないし、すぐには成果を出すことはできない。成 … もっと見る

誰にどの仕事をしてもらうのか、各自が適性を活かしパフォーマンス出せるような適材適所の配置を作り出すのは組織マネジメントの肝と言えるけれど、なかなか難しいのが現実で。

やってしまいがちなのが、能力(できること)と期待(やってほしいこと)を取り違えてしまって、期待する仕事を渡してしまうこと。だけど、できる訳ではないので成果は出ない。

もちろん中には期待を超えて成果を出せる人もいるけれど、多くの場合は当人にとって新しいことは慣れてもいないし、すぐには成果を出すことはできない。成果まで時間がかかる。

これが、能力で出世する階層組織において、有能だった人も無能になる段階まで出世するため、階層の全員が無能になってしまうという有名なピーターの法則に通じることなのかも。

似たケースで、当人にとって成長の機会にするために、チャレンジとして難しい仕事や負荷になる仕事をしてもらうことがあるけれど、これも予想通り、大抵の場合うまくいかない。

当初はチャレンジの狙いだったのに、やってみて失敗したらマイナスな評価がされてしまう。チャレンジなのだからできなくて当たり前くらいのつもりでいた方が良いのに忘れがち。

だから仕事は、あくまで当人ができることを任せる方が良いんじゃないかな。それで成長しなかったり、つまらないと思うのは当人なので、当人が自分でチューニングした方が良い。

意図されたチャレンジの機会よりも、自分でやってみようってチャレンジした方が、たとえ失敗しても痛みは少ない。だから、チャレンジできる余白は残しておいた方が良いけども。

やったことのない仕事に取り組んでもらうなら、まずは誰かのもとでやってみる経験を積んで、できるようになって、できたから任せるのが良いのだろうな。期待はしても任せない。

つい人は生存バイアスでマネジメントしがちになっちゃうけど気をつけないとね。

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