ソニックガーデン代表 倉貫義人のブログ

ソフトウェア開発に本当に必要なものは人手か?

当たり前のことなんですが、100人月のソフトウェア開発があったとして、100人投入したからといって1ヶ月で出来る訳がないですよね。なのに、そのパラメータは可変だと信じている人がまだまだ多いです。しかも、1人月のバラツキをなくすために生産性の低い方に揃えるなんて馬鹿げています。私はソフトウェア開発で最も重要なパラメータは「期間」だと考えています。かける工数の時間ではなくて、あいた時間も含めての期間です。 SonicGardenでは月額定額のサービス型の受託開発を行っています。その詳しい説明は別の機会にしますが、ポイントは月額定額という点です。月額定額なので、可変できるパラメータは「期間」だけにな […]

ソフトウェアにビジョンはあるか?〜フィードバックにどう応えるか

ソフトウェアを開発していくにあたり、ユーザからのフィードバックは非常に重要です。自分たちの作っているものをより良く修正していくための重要なインプットになります。ユーザからのフィードバックを想定しないで、最初に計画した通りのものを作ったところで、独りよがりになってうまくいく訳がありません。リーンスタートアップでは、早い段階で市場に出して、ユーザからのフィードバックを受けつつ改修していくスタイルを薦めています。うまくフィードバックをもらいつつユーザを増やしていくことができれば、市場と提供者で良い関係を構築していくことが出来ます。 では、フィードバックをもらえるようになったとして、ユーザに対して、ど […]

ソフトウェアビジネスの新分類

4/15に開催されたAgileJapanに実行委員として参加してきました。AgileJapanは3年目になりますが、もはや毎年の定番のイベントになっているように思います。 私は今回は、事例セッションの一つでコーディネータをしました。セールスフォースジャパンでCTOをされている及川さんに登壇頂き、”Inside Salesforce”ということで、どういったやり方でクラウドのソフトウェアを開発されているのかを紹介して頂きました。セールスフォース自身は、あまりテクノロジ企業であることを前面には出していないイメージですが、実際は、開発はすべて社員による内製をおこなっているそう […]

何をやったらアジャイルなのか?

「何をやったらアジャイルなのか?」という疑問。アジャイル開発に興味をもち、勉強したり実践を始めたりしたら、一度は突き当たる疑問の一つだと思います。 昨日、参加したアジャイルの勉強会で出た疑問の意見です。 ペアプロすればAgile?朝会すれば?TDDすれば?・・・まさかそんなことはないでしょう。ただプラクティスに従うよりも大事なことがあるはずです。 その勉強会では、「ビジネスとしての価値に判断をすること」や「お客様との距離を縮めること・一致団結すること」といった意見が出ました。確かに、それはAgileを実践した場合の効果かもしれません。 私も同じような悩みをもったこともありました。これまでの私自 […]

地方のIT産業に思うこと

富山に講演で来たのですが、前後でいくつか雑談をしているうちに感じた地方におけるIT産業の印象を残しておきます。これは私が聞いた話が中心なので、真実とは違うかもしれないですが、ひとつの側面としてあることは間違いないでしょう。正直モヤモヤした気持ちは拭いきれない。 地方のソフトウェアベンダの仕事の多くは、当然ですが受託開発が殆どです。その案件も東京での案件がほぼ全てであり、大きめの企業システム構築が多いようです。オフショア開発のようなものであり、中国などがライバルになるのでは?という印象を持ったんですが、やはり言葉の壁もあるし、早めに確認して調整しながら作っていくためには、近くて日本人同士が良いと […]

日経コンピュータにSonicGardenとXP祭り関西が載りました

日経コンピュータさんに2号連続で掲載頂きました! 2月17日号には「幸せを呼ぶアジャイル開発」の連載で、SonicGardenを取り上げて頂きました。112pです。号全体がクラウド特集ということで、クラウドサービスをアジャイルに開発している私たちにお声をかけて頂けました。取材で好きなようにだけ喋ったんですが、うまくまとめてくださってます。http://coin.nikkeibp.co.jp/coin/nc/special750/ 3月3日号では、同様の連載で、XP祭り関西2010でお話させて頂いた内容を掲載して頂きました。XPの10年を振り返る、というテーマで話した内容です。こちらは、ぐっとア […]

XP祭り関西2010に参加しました

2月6日に開催されたXP祭り関西2010に参加してきました。 「アジャイルマインドを育もう」というテーマで開催された今回のXP祭りに呼んで頂いて、お話しする機会を得ました。「アジャイルマインド」という曖昧なテーマではあるんですが、私なりの「アジャイルマインドとは何か?」を探るために、eXtreme Programmingが誕生してからの10年を、コミュニティの歴史と共に、私自身のXPライフについて振り返ってみました。そのエッセンスから、参加された皆さんに、私が考える「アジャイルマインド」について感じてもらおうと考えました。以下、資料です。(言葉で補足しないと伝わらないかも) 「XPの10年を振 […]

2つの”XP祭り2010″

“XP祭り”というイベントがあります。 eXtreme Programming(通称XP)というアジャイル開発プロセスを、日本に広めるための活動をしている「XPJUG」というコミュニティが開催しているイベントです。2002年に初めてのXP祭りを行い、毎年秋頃に開催してきました。ソフトウェア開発、IT業界で働くプログラマーやエンジニアを中心としたベンダーに依存しない独立した活動です。また、関西に在住のエンジニアの方々を中心に立ち上がった「XPJUG関西」というコミュニティもあり、関西でも「XP祭り関西」が行われてきました。 そして、今年2010年に、2つのXP祭りが予定さ […]

ソフトウェア開発から見た「ソフトウェアをサービスするビジネス」

2009/12/12に開催されたDevLOVE2009 FUSIONにて講演する機会を頂きました。 SlideShareに資料をアップしました。プレゼンテーションZenに多少影響を受けてるので、講演時の説明がないとわからない部分があるかもしれませんが、その辺りは、今後のブログで補足していきたいと思います。 DevLOVE 2009 倉貫:ソフトウェア開発から見た「ソフトウェアをサービスするビジネス」 from Yoshihito Kuranuki 今回のテーマは、同じIT業界と言っても、受託開発(SI)とサービス提供(SaaS)では、すごく大きな違いがあるということを、「ソフトウェア開発」とい […]

アジャイル開発のボトルネック

「お金なら出しますから、4ヶ月のところを2ヶ月で作ってくれませんか?」 システム開発で、顧客からこう言われた時、どうするか? SIerの経営者や管理職であれば、飛びついてしまうんじゃないだろうか。私だって飛びつきたい。確かにエンジニアがいるなら、もしくは、集める目処が立つなら、ありがたい話かもしれない。XPでも、「リソース・スコープ・品質・時間」のパラメータで、品質以外は変動可能としている。 ということは、リソースがなんとかなれば、時間を短くする、もしくは、時間を変えずにスコープを増やすことができるのだろうか。人月という単位で考えれば、計算上は出来るかもしれないが、実際には難しいと言わざるを得 […]

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