倉貫義人の思考メモ

具体化と抽象化、両方が大事

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ふんわり頭の中で考えているだけだと、なんでも出来そうな気になって楽観的な気分でいられるけれど、具体的な計画に書き出したりし始めると、けっこう大変だなってことがわかったりする。

頭の中で構想を練ることは大事だけど、具体的に動き出すと具体的な問題が見えてくる。特に、手を動かしてアウトプットしだすことで、大変さがわかる。それが解像度が増す感覚なのだろう。

具体化することでしか仕事は進まないし、具体化さえできれば問題も明らかになってくるので、あとは一つずつ解決していけば進捗はする。そんな風に具体的に動ける人だけが、仕事ができる。


一方で、具体的に動くことだけを延々と続けていても、直線的にしか成果は出せない。具体的な出来事やアウトプットを観察して、仕組みを考えることで、成果を何倍にも上げることができる。

そのためには、具体的なものから共通項を見つけ出したり、他の分野の似た構造から連想したり、本質的な意味や価値を考えたりする必要がある。つまり、抽象化して考える能力が求められる。

抽象化は、具体的なものから得られる。具体的な経験があるから、ふりかえり(内省)をすることで抽象化して考えられる。抽象化さえできれば、他のことに応用して具体化することもできる。


マネジメントする立場になって、現場で自ら経験できないことも、メンバーとの1on1を通じて擬似体験から抽象化できるようになった。1on1は自分にとってインプットの時間でもあるのだな。

マネジメントが偉いわけではないのは、いくら抽象化して考えることができても、その先に具体化して動ける人がいないと、頭でっかちで終わってしまうから。具体化できる人の存在は大きい。


一人の中でも具体と抽象を行ったり来たりできるようになると、格段に進捗を出せるようになる。日々のふりかえりは、その訓練とも言える。こんな言語化も、具体化の練習になってるのかも。