末永く読んでいただける本を、
必要としている人に届けられるように。
変化に合わせて、無駄を見直し、
つくること・届けることに
全力で向き合う出版事業を始めます。
新刊
「嫌な未来なら変えればいい」
入社時の希望はどこへやら、大きな不満もなければ、大きな喜びもない、“ロボット”のように働く毎日。そんな鬱々とした日々を過ごす、社会人三年目の西原健太は、ひょんなことをきっかけに「未来の自分がリストラされる動画」を見てしまう。あの動画は本当なのか?夜の公園で、一人失意の中にいた健太は、不思議な男リッキーとヘンテコな出会いを果たす。「また、思考を委ねるのですか」。突拍子がなくて、奇妙で、飄々としていて……なのに不思議と憂鬱が溶けていくリッキーとの会話を重ねる健太。タスクばらし、ザッソウ、ふりかえり。「いい感じ」で働くための知恵を実践し、健太は次第に大きな成長を遂げていく……。
あなたの毎日にも、きっと繋がる。株式会社ソニックガーデン代表倉貫義人の人気ブログのノベライズ化第一弾。
2024年3月9日発売・本体1200円(税別)・四六版・並製・248ページ
コンセプト
近年、出版点数が増える一方で、総発行部数は減少しており、従来のビジネスモデルが市場に合わなくなりつつあることにより、多くの課題を抱えています。短期間で売ることを目的とした企画が増え、書店の陳列棚を奪い合うことで返本率が高まり、結果として本そのものの命が短くなっていることも、その一例です。
しかし、本とは本来、長く読み継がれることのできるメディアです。電子書籍も広まっていますが、読書体験としては今はまだ紙の本に勝るものはありません。
これまでソニックガーデンは、システム開発の業界で「納品のない受託開発」という顧問型の新しいビジネスモデルを発明し、一括請負による業界の問題を解決するべく取り組み、一定の成果を出してきました。
「納品のない受託開発」で問題解決に着目したのは、ビジネスを取り巻く構造です。前提となる構造を見直すことで、顧客も開発者も関わる人すべてを幸せにできると考えています。
そして出版業界で起きている状況も同様に、構造の問題であると捉え直すことで、著者の意向を余さず反映した本を作り、長期的な視点で販売戦略を練り、環境に配慮した印刷部数で無駄を減らし、本当に必要とする読者に届けていくことができるはずです。
このたび出版のビジネスモデル変革にチャレンジし、著者・編集者・装丁家・印刷所・取次会社・書店、そして読者、本に関わるすべての人を幸せにすることを目指して、ソニックガーデンは出版事業を始めます。
代表倉貫について
株式会社ソニックガーデンの創業者で代表取締役社長。「心はプログラマ、仕事は経営者」をモットーに、ソニックガーデンの掲げるビジョン達成のための経営に取り組んでいます。
略歴 大手SIerにて経験を積んだのち、社内ベンチャーを立ち上げる。2011年にMBOを行い、株式会社ソニックガーデンを設立。月額定額&成果契約で顧問サービスを提供する「納品のない受託開発」を展開。全社員リモートワーク、オフィスの撤廃、管理のない会社経営など新しい取り組みも行っている。著書に『ザッソウ 結果を出すチームの習慣』『管理ゼロで成果はあがる』『「納品」をなくせばうまくいく』など。… もっとみる