それでも、
私たちは「紙の本」を
愛している。
デジタルで全てが読める時代に、あえて「モノ」として届ける理由。
それは、私たちが「本」を単なる情報ではなく、
手触りと重さのある「体験」だと信じているからです。
なぜ、紙の本で読むのか?
リマインド
電子書籍のライブラリでは忘れてしまう本も、そこにあるだけで「読もう」というきっかけをくれます。
集中と回帰性
通知に邪魔されず、物語の世界に没入できる。あの感動が「どの辺にあったか」を、指先が覚えています。
所有と歴史
読んだ本の連なりは、その人の歴史そのもの。装丁や紙の質感は、デジタルでは代替できない「所有する喜び」を満たしてくれます。
しかし、いい本を届ける
「仕組み」に問題がある。
「返本をなくしたいなら、そもそも紙の本をなくせばいい」
本当にそうでしょうか?
私たちはそうは思いません。
問題は「紙の本」そのものではなく、その「届け方」にあるのです。
大量に印刷し、大量に書店に送り、売れ残れば大量に返本され、裁断される。
かつては、情報を広く届けるメディアとして、それは最も有効な手段でした。
しかし、情報を得るだけならデジタルで足りる今、そのやり方はもう時代に合わなくなっています。
いい届け方を追求する。
これが倉貫書房の「実践」です。
返本なし・買取モデル
出版業界では約4割の本が返本・断裁されていると言われますが、私たちはその「無駄」をなくします。「委託(預かり)」ではなく「買取」をお願いするのは、本を消費財としてではなく「文化」として扱い、本当に必要とする読者の手元へ確実に届けるという覚悟の表れです。
書店への掛け率「50%」
一般的な出版流通における書店の利益率は約20%〜22%(掛け率約80%)と言われていますが、私たちはその倍以上となる利益を約束します。在庫リスクを負ってでも本を届けようとしてくれる書店を、対等なパートナーとして尊重するための仕組みです。
一冊取引所の活用
巨大な取次システムを通す従来の流通では、作り手と売り手の顔が見えにくいのが実情です。私たちはITの力でその距離を縮めます。書店と出版社がダイレクトに繋がり、互いの熱量まで共有する。効率だけでなく、顔の見える信頼関係を築くための流通手段です。
あなたの本棚へ。
私はロボットではありません
長瀬光弘 著
「嫌な未来なら変えればいい」
入社時の希望はどこへやら、大きな不満もなければ、大きな喜びもない、”ロボット”のように働く毎日。そんな欝々とした日々を過ごす、社会人三年目の西原健太は、ひょんなことをきっかけに「未来の自分がリストラされる動画」を見てしまう。あの動画は本当なのか?夜の公園で、一人失意の中にいた健太は、不思議な男リッキーとヘンテコな出会いを果たす。「いい感じ」で働くための知恵を実践し、健太は次第に大きな成長を遂げていく……。あなたの毎日にもきっと繫がる。人気ブログのノベライズ第一弾。
装丁:鈴木成一デザイン室 / イラスト:大桃洋祐
定価:1800円(税込1980円) / 判型:四六判並製 / 頁数:248ページ / 発刊:2024年3月9日
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新米マネージャー、最悪な未来を変える
長瀬光弘 著
チームを、いい感じにしたいんです。
飲料メーカーに勤め、入社八年目でマネージャーに抜擢された西原健太。正解のない仕事、会社からのミッション、チームメンバーとのコミュニケーションに悩む日々を過ごしていた。「また新しくいい感じにするものが見つかりましたね」。不思議な男リッキーとの再会が、健太とチームの未来をどう変えていくのか?「問題vs私たち」「チームのふりかえり」「4つの成長段階」……チームマネジメントの極意が詰まった、実用エンタメ仕事小説。
装丁:鈴木成一デザイン室 / イラスト:大桃洋祐
定価:2200円(税込2420円) / 判型:四六判並製 / 頁数:288ページ / 発刊:2026年2月5日
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