先週末から、SonicGardenのプログラマである @maedana が、住居をアイルランドのダブリンに引っ越しました。一方で、SonicGardenの仕事は続けてもらうことになっています。少し面白いワークスタイルなので紹介します。


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彼は特にアイルランドに縁もゆかりもあるわけではないですが、英語を身につけたいというモチベーションがあり、英語圏で彼の年齢で長期滞在が出来るところは限られており、結果としてアイルランドに決めたようです。(ただダブリンはRubyにゆかりのある松江市と姉妹都市らしいというのを後から知りました。縁ですね。)

当社(SonicGarden)では、以前からどこでも仕事が出来るためのノマドなワークスタイルを目指していました。その為に、仕事は当然ノートPCですし、システムはすべてクラウドに置き、厳密な勤怠管理をするのではなく自主性を重んじるなど、環境と制度を整えてきました。

その結果として、3.11の大震災の際も、震災後に無理をして出社するということはしないで、各自が在宅か地元に帰って、そこから通常業務をするようにしましたが、まったく業務に支障がないことが判明しました。(請求書発行などの事務仕事は難しいと思いますが)

当社では、自社サービスの開発運用と、納品しない受託(サービス型受託)の開発運用、この2つを事業部で分けるのではなく、それぞれの個人の時間の中でシェアするという業務の仕方をしています。当社のプログラマは自社サービスのディレクターも兼ねる場合がありますが、彼の場合は純粋なプログラマです。

私たちの言う「プログラマ」は、ただ言われた仕様を実装するのではなく、プロダクトオーナーとディスカッションして要件を確認し、画面やDBの設計をし、ソースコードで表現をし、テストを行い、ステージング環境や本番環境へのデプロイから、日々の運用まで、ソフトウェアの開発と運用に関する全てを行う職業のことです。

当社でのプログラマの仕事の仕方は、Pivotal Trackerというインターネット上で動いているタスク管理のツールを使って、そこでインプットされた要件を順番にこなしていくのが基本です。内容がわかりにくいものは、SkypeやyouRoomを使って納得がいくまでディスカッションします。プロダクトオーナーはそれに応えられるようにしています。

このスタイルは自社サービスだろうが受託サービスだろうが同じようにやっています。彼自身は移動することなく、日本にいるプロダクトオーナーと連携しながら仕事を進めることができるようになっています。ノートPCとネット回線さえあれば、世界中のどこにいても仕事ができるのです。

なので在宅勤務でも良いのですが、彼の場合は独身ということもあり、家にずっといたいという動機は薄く、会社には出勤という概念より、ワーキングスペースを使う意味で来ていました。そこで彼は閃いたんです。そもそも在宅勤務でも良いということは、家を別の国に移して、在宅勤務しても良いということに。

私としては、将来的には世界中のプログラマと仕事をしたいと思っていますし、プログラマが場所に縛られずに仕事ができれば、今までよりも精神的にも物理的にもより豊かな生活を送ることができると思うので、彼のアイデアには大賛成で、応援することにしました。むしろ、そんなチャレンジをしてくれることに感謝しています。

これは、将来のビジョン実現に向けた壮大な実験の一つです。おそらく時差の関係など、想像もつかない課題は出てくる可能性はありますが、ひとつひとつクリアしていき、このプログラマのノマドワークスタイルについての経験と知見を貯めていければ良いなと思っています。

ダブリンに旅行などで行かれて興味ある方は @maedana にコンタクトとってみてください。そして、こんな働き方に共感してくれた方は、ぜひSonicGardenのFacebookページのLikeもお願いします!

The Liffey river, Dublin, Ireland
The Liffey river, Dublin, Ireland / j0sh (www.pixael.com)