「仕事を技芸として捉える」 そう言うと、多くの人は「職人のように自分の好きなことだけを追求する生き方」や「社会との関わりを断って、作品作りに没頭するアーティストのような姿」を想像するかもしれません…
先日、現場で行われていたKPTのふりかえりに参加して、いくつかアドバイスしてきました。KPTについては、以前に書いたこちらの記事をご覧ください。 KPTでのふりかえりは、現場での改善を行うものですが、良いふり…
「受託脳から提案脳へ」という記事で書いた通り、問題解決の仕事をしたいなら、ただ相手の言う通りに仕事をするようではいけない。顧客の顧客を見るような目線が必要だ。 受託脳の人と提案脳の人、それぞれと仕事…
不特定多数に物を売るのではなく、特定の誰かの問題を解決する仕事をするときには、相手のことを考えるだけではうまくいかない場合があります。どうすれば顧客の本当の満足を得ることができるのでしょうか。 これ…
先日、業務改善とシステム開発を一緒にやってしまう「業務ハック」に関する勉強会が大阪で開催された。以前の東京での業務ハック勉強会の様子はこちら。 業務ハックの大きなポイントは、継続的なシステム改修が…
常に「自分は欠けている」と思うことは、自分を罰しながら生きるようなものだ。たとえ成功しているように見えても、賢明にふるまい自他ともに慈しんで生きたいと心から願っていても、「自分は欠けている」と考える…
クラシコムのCTOとして取り組んできた基幹システムのリプレースが一つ山場を超えたので、そのふりかえりをクラシコムの執行役員たちと実施しました。 「北欧、暮らしの道具店」を支えるシステムは、約10年近く前…
マーケティングは、ナレッジワーカーである社員全員が担うチームにしたい。新しい市場を作る、市場のシェアを広げる、見込み顧客に見つけてもらう、今の顧客に満足してもらう、市場や顧客に向きあう行為はすべてマ…
私の目指す場所は、いつも原点だった。 ふと振り返ると、いまの仕事も思想も、すべては20歳からの学生時代の数年間に凝縮されていた体験へとつながっていく。その中心にあるのは、プログラミングの楽しさと、誰…
新しい本が発売になりました。今度は、サイボウズ式の編集長である藤村さんと共著で「個人・組織の働き方」に関する本を書きました。 ここ数年の副業・復業やリモートワークなど、個人の働き方は大きく変わっ…
ここ最近、徒弟制度についてお話しする中で、私たちがソフトウェア開発(プログラミング)をスポーツやアートのようなものだと捉えているという点に、業界や職種を超えて少なくない方々が共感してくださいました。 …
「趣味は仕事」と言うと、なんとなく寂しい人みたいに聞こえるかもしれない。しかし、仕事を技芸とすることができれば、むしろ仕事の時間でさえ豊かな時間になります。一方で、趣味だったはずが労働のように感じる…
「技芸」という言葉からは、職人やアーティストを想起するかもしれませんが、現代の仕事の多くは、実は技芸的な側面があります。 前回の記事「仕事を技芸とする文化を広げる」では、仕事を労働や苦役ではなく、…
長くなったので先に三行でまとめておこう。 コピペするプログラマが生まれるのは教育の問題ではないか(仮説) 文法は学んでも処理の流れから考えることは教わっていない(根拠) ロジックを訓練するには…
私たちソニックガーデンでは、指示命令のマネジメントを捨て、メンバーそれぞれが自分で考え自律的に行動することで、高い生産性を発揮しつつ様々な変化に対して柔軟に対応できる組織づくりに努めている。 そんな…
信頼関係の築き方について、最近よく考える機会がありました。 クラシコムではマネージャとメンバー、ソニックガーデンでは親方と弟子──それぞれの関係を通じて、信頼とは何かを改めて考えました。 信頼とは…
多くの仕事が複雑化していくほどに、マネージャの難易度は上がり続けていきます。とりわけ部下がついたら成果を出すことと同時に、人の育成までも求められたりすると、どうしていいかわからなくなります。 しか…
今や、あらゆる場面においてソフトウェアが重要になってきた社会の中で、プログラミングを学ぼうと考える人も多いだろう。プログラミングを身につける方法は、インターネットにはたくさん情報があるし、本も多くあ…