ソニックガーデン代表 倉貫義人のサイト

アジャイル開発からティール組織への道

「アジャイル開発」が、もはやソフトウェア開発の当たり前の開発方法になって久しい。アジャイル開発とは、少しずつ改善しながら作っていくソフトウェア開発の手法だ。とくにウェブサービスを提供するような企業の多くで導入されている。 ・アジャイル開発の本質 〜 アジャイルとウォーターフォールの違いとは・アジャイル開発とは:「アジャイル開発」をエグゼクティブサマリにまとめてみた 私は、もともとプログラマであり、アジャイル開発を日本に広める活動にも長く取り組んできた。アジャイル開発はソフトウェア開発の手法ではあるが、そこからマネジメントの基礎を学んだし、私たちソニックガーデンの「管理ゼロ経営」の礎となっている […]

ビジネスで大事なことはすべてアジャイル開発から学んだ 〜 今こそ経営者が知るべきアジャイル

なぜアジャイル開発が必要とされるのか アジャイル開発と呼ばれるソフトウェアの開発手法がある。少しずつ実際に動くプログラムで機能を作っていく手法だ。一度に作って終わりではなく、本当に必要な機能から作っていくために、小さく繰り返しながら開発しようというコンセプトだ。 アジャイル開発の登場以前のソフトウェア開発といったら、最初に作るべき機能の要件を全て決めて、一度に最終的に作るプログラムの設計をして、一斉にコンピュータにプログラムを打ち込んで、最終的に人海戦術で動作テストをする作り方だった。 ソフトウェアが、巨大で高価なコンピュータというハードウェアに付属する「おまけ」だった時代は、それでも良かった […]

アジャイル開発のための新しい受託開発のビジネスモデルの考察と実践(国際論文の日本語オリジナル原稿を公開します)

先日の記事に書きましたが、香港で行われた国際学会のFSEにて論文のプレゼンテーションを行ってきました。 英語の論文を作成するにあたって、まずは日本語で論文を書いて、それを英訳したのち、改めて意訳して意図が通るように書き直す、という作業をおこないました。2度手間ではあったのですが、本来の意図を伝えるためにも、大変ですがそうしました。 ということで、私の書いた日本語の論文と、英語になった論文は、意図は同じでも、もしかしたら結構中身が違っているかもしれません。今回の記事では、私の書いたオリジナルの原稿を公開します。英語の論文と見比べてみると面白いかもしれません。 提出した英語の論文: A New B […]

なぜアジャイル開発はうまくいかないのか 〜 Don’t just do agile. Be agile.

私たちソニックガーデンの「納品のない受託開発」に取り組むソフトウェア開発のスタイルは、一般的に「アジャイル開発」と呼ばれるものに近いです。 しかし実際のところ、私たちは「アジャイル開発」をしようなんてかけ声をかけたこともないですし、普段から社内で「アジャイル開発」が話題になることもありません。「アジャイル開発」をしようと思ってしている訳ではないにも関わらず、「アジャイル開発」をやっているように見えるというのです。 この記事では、「アジャイル開発」について私たちが考えていること、そして、なぜ多くのアジャイル開発は失敗してしまうのか、うまくいくためにどうすればいいのか考えてみました。 2012-1 […]

ドキュメントをなくしてもうまくいく? 〜 人に依存するリスクへの対処とは

私たちの実践する「納品のない受託開発」では、担当のエンジニアがお客さまの顧問となって仕事をしていきます。(参考:顧問弁護士や顧問税理士のような「顧問プログラマ」という仕事と働きかた) お客さまと長い関係を結べることが会社にとって安定をもたらし、お客さまにとっても安心してもらえるため、担当するエンジニアも長期的な関係を築くことを目指します。 しかし、そうすると、必ず聞かれるのが「その人がいなくなったら、どうするのか?」という課題です。私たちのビジネスは、プロフェッショナルサービスでもあるので、人に依存すること自体を見直す必要はありません。だからといって、リスクに対して何も手を打たない訳にはいきま […]

ソフトウェアエンジニアの目指す道 〜 ナレッジワーカーとしてのプログラマ

私たちソニックガーデンでは、「プログラマを一生の仕事にする」ということを一つのビジョンにしています。 このブログではよく書いていますが、私たちの考えるプログラマとは、ただコンピュータに文字を打ち込むだけの仕事ではなく、ソフトウェアそのものの企画から、関連するすべての設計、そしてコーディングと、動かすための運用までの、ソフトウェアエンジニアリングのすべてを行う仕事です。 それらは「何をするか」という観点からプログラマの仕事を表したものですが、より抽象的に考えると、プログラマの仕事は何か、そして何を目指すことで「一生の仕事にする」ことができるのか、この記事では考えてみました。 Employees […]

高速で無駄のない開発をするチームのための”7つ道具”

先日、Websigさんで講演する機会を頂きました。当日の様子はTogetterまとめもあります。 WebSig会議 vol.34「Webディレクター必見!プロジェクトを成功に導く、オンラインツール活用トラノマキ2014」開催! 今回のテーマは「オンラインツール」ということで、私たちソニックガーデンで使っているツールについて、実際の案件と社内で使っている様子をもとにお話してきました。 「プロダクト開発」「セールスプロモーション活動」「社内ナレッジ蓄積」の3つの切り口で話すということでしたが、「セールスプロモーション活動」については、とりたてて目新しいツールを使っている訳ではないので、今回はパスし […]

料理に学ぶアジャイル開発「守破離」のプロセス 〜 どうすれば初心者を卒業できるのか

日本の文化における師弟関係のあり方として「守破離」という考え方があります。最初は師匠の教えや型を忠実に「守」ることから始まり、自分なりに型を「破」っていくことで次の段階に移り、最終的には「離」れて自らの型を創りだす、というプロセスのことです。 アジャイル開発の文脈でも「守破離」という言葉が使われることがあります。アジャイル開発を身につけていくためのプロセスという訳です。ただ、初心者にとって何をすれば「破」なのか「離」なのか、なかなか難しいところでしょう。 この記事では、身近なテーマである料理を題材にして「守破離」について学ぶことで、アジャイル開発の「守破離」に必要な考え方について書きました。 […]

ソフトウェアは完成しても価値はない 〜 アジャイル開発は何を解決するのか

「アジャイル開発を、お客さまに導入してもらうにはどうすればいいですか?」 そんな相談を受けることがあります。私はどんな優れた提案も相手にニーズがなければ通らないことを知っています。喉が渇いていない人に水を売ろうとしても売れないのです。そもそも提案する前に、まずはニーズに気付いてもらう必要があります。そして、そのお客さまは、本当にアジャイル開発に対するニーズがあるのでしょうか。 私の考えるアジャイル開発の本質は「アジャイル開発では当初に想定した機能を”全部”つくらない」ことだと考えています。(参考記事:アジャイル開発の本質 〜 アジャイルとウォーターフォールの違いとは) この「全てを作らないこと […]

アジャイル開発の本質 〜 アジャイルとウォーターフォールの違いとは

「アジャイル」という言葉が一人歩きしてしまっていて、たまに話をしていても通じないときがあります。 それくらいアジャイルという言葉が広く知られるようになったんだと思う一方で、かえって話が通じなくて、もどかしく感じることもあります。だからといって、そこで「正しいアジャイルとは」みたいな議論をしたい訳でもないのです。 広まれば広まるほど、そういった言葉の認識の齟齬が出るのは仕方ないですね。その正しい定義みたいなところを追求するのもナンセンスなので、そんなつもりはないですが、ただ自分がどう考えているかについては書いておいても良いかな、と考えました。ここは私のブログですしね。 そこで、この記事では、私の […]

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