ソニックガーデン代表 倉貫義人のブログ

KPTのPは”Potential”にする

ふりかえり文化は私たちの会社では欠かせないもので、週に一度、誰かとふりかえりをして、自分の仕事や考えを内省し、客観的にフィードバックしてもらう機会にしている。 アジャイル開発で知られるふりかえりとの違いは、チーム活動でなく、個人ごとに実施している点。レトロスペクティブよりも、リフレクションの色合いが強い。 ふりかえりをすることで、自己改善と自己認知が進む。特に、内省と客観により自己認知が進むことが重要で、それによって結果的に改善も進む。改善テクニックより本質的。 ふりかえりは同僚と1on1の形で実施するので、その二人の関係性も深まる。1時間の時間をとっていれば、ふりかえりしながら雑談もするので […]

ふりかえりメソッド「KPT」の基本とはじめ方

「ふりかえり」は、プロジェクトや職場において継続的な改善をしていくための取り組みのことだ。もともとはシステム開発の業界で始まったものだが、最近では別の業界での試みも始まっている。特に現場の業務改善する場面に有効だ。 ふりかえりで有名なメソッドが「KPT」。KPTは、Keep/Problem/Tryの略で、非常にシンプルだが強力な手法だ。まずは、このメソッドに従って始めると良いだろう。 本稿では、ふりかえりのやり方「KPT」について、私たちがやっている方法について書いた。(もし公式があるのなら違うかもしれない) KPTの基本。目的と対象について KPT(私たちは「けぷと」と呼んでいる)は、仕事や […]

ふりかえりのレビュー(ワークレビュー)の目的 〜 会社が無くなっても生きていける人材になる

このブログでも「ふりかえり」と「ワークレビュー」については、これまで何度か記事を書いてきました(参照)。 この記事では、私たちの会社でやっている個人ごとのふりかえりとレビュー、それを「ワークレビュー」と呼んでいますが、それをする会社としての目的は何か、そこに合理的な理由があるのか、改めて考えてみました。 「ふりかえり」を社員全員の基礎スキルにするため 私たちの会社で、あえて「ふりかえり」と呼んでいるのは教育の一環だけです。個人でKPTを出してもらい、その結果をメンターがレビューします。 仕事の進め方や働く姿勢についてレビューするので「ワークレビュー」です。 これは、アジャイル開発のチームでする […]

「ふりかえり」を効果的にするための実践的なトライの出しかた 〜 TRYを掛け声で終わらせない

メンバーの一人一人が自ら考えて行動し、それでいて仲間と協調し合うような自律的なチームを目指して、日々様々な取り組みをしています。その中でも、セルフマネジメントできる人材を育てるのに効果的だと考えているのが「ふりかえり」です。 そして、私たちは上手に「ふりかえり」ができるようにするために、メンターがついて、そのレビューを行っています。先日も私が「ふりかえり」のレビューをしたのですが、今回はその際に話した効果的なトライの出しかたについて書きました。 「KPT」を使った「ふりかえり」を「レビュー」している そもそも「ふりかえり」とは何か、その手法である「KPT」とは何かについて、以前に記事を書いてい […]

「頭の回転」は才能ではなく努力で鍛えられる 〜 打ち合わせのアドリブ力を上げる4つの要素

一方通行の報告だけの会議は生産的ではありません。生産的な会議とは、その場でディスカッションをしてアイデアを出し合って、その打ち合わせの時間内に結論や成果を出すような会議です。そのためには、打ち合わせでの発言の質が大事になります。 会議で良い発言をするためにも、頭の回転の速さが求められますが、それは才能ある人だけの特権でしょうか。否、そんなことはなくて、努力をすることで身につけることができるのではないか、と私は考えています。この記事では、会議でのアドリブに強くなるための思考スピードを鍛える方法について考察しました。 デキる人は「持ち帰って検討します」を言わない 打ち合わせをしていても、その場で考 […]

ふりかえりで初心者が陥りやすい落とし穴 〜 性格も実力も急に変えられないが行動は改善できる

私たちソニックガーデンでは、現場での人材育成の手段として個人の「ふりかえり」と、そのレビューを行っています。それを「ワークレビュー」と呼んでいますが、仕事の進めかたや、仕事に対する姿勢についてふりかえった内容を、メンターがレビューすることで行動の改善と成長を促します。 進めかたとしては、まずは対象者が一人で良かったこと(Keep)や問題(Problem)について洗い出しを行うのですが、ふりかえりに慣れていない初心者がつまづいてしまう様子を何度か見てきました。この記事では「ふりかえり」で、よく陥りやすいパターンと、その解消法について書きました。 自分の内面のことを問題にしてしまう ふりかえりをし […]

自律的に動ける人を育てるためにワークレビュー(ふりかえり)でメンターが気をつけていること

私たちソニックガーデンは「セルフマネジメントな人材とフラットな組織」を目指しています。そのために私たちが人材育成で行っているのが、徒弟制度であり、メンターによる弟子の「ふりかえり」を通じた指導です。 一般的な「ふりかえり」と違うのはチーム全体でするのではなく、弟子にふりかえりをさせて、その結果をレビューします。そのため「仕事の仕方」をレビューするということで「ワークレビュー」と呼んだりもします。 自律的に現場を改善できるチームをつくるための「ふりかえり」の進め方 〜 KPTと進め方のノウハウ 上記にあるように以前にも「ふりかえり」の進め方について書きました。今回のこの記事では、ふりかえりをレビ […]

熟練の技術者だけが知っている効果的に成長するための「努力の指針」とは

Hands on The Sword BW / goooder 最近、若い技術者を一緒に開発しながら育てています。若者たちが一人前になるためには、勿論しっかりと努力をしなければいけませんが、ただし闇雲に頑張るよりも指針があったほうがいいでしょう。 その視点でベテラン技術者たちを観察すると、効果的な努力の仕方があることに気づきます。この記事では、熟練の技術者たちが日常的にやっている「努力の指針」について考えました。 品質:価値判断を増やすためのレビューを受ける 何よりもまず身に付けるのは、基礎体力です。体力といっても肉体的な意味ではなく、その仕事における基礎的な力のことです。たとえばプログラミン […]

料理に学ぶアジャイル開発「守破離」のプロセス 〜 どうすれば初心者を卒業できるのか

日本の文化における師弟関係のあり方として「守破離」という考え方があります。最初は師匠の教えや型を忠実に「守」ることから始まり、自分なりに型を「破」っていくことで次の段階に移り、最終的には「離」れて自らの型を創りだす、というプロセスのことです。 アジャイル開発の文脈でも「守破離」という言葉が使われることがあります。アジャイル開発を身につけていくためのプロセスという訳です。ただ、初心者にとって何をすれば「破」なのか「離」なのか、なかなか難しいところでしょう。 この記事では、身近なテーマである料理を題材にして「守破離」について学ぶことで、アジャイル開発の「守破離」に必要な考え方について書きました。 […]

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