上下関係のないホラクラシーなんてやめておくべき4つの理由

昨年、ホラクラシーと呼ばれる経営スタイルが出てきました。ホラクラシーは、会社から組織図や肩書きに役職もなくして、経営の意思決定をトップダウンでなく組織全体に分散させる、ヒエラルキーに代わる新しいマネジメントの形です。 アメリカでは有名なザッポスが取り入れたことで一気に注目されるようになりましたが、果たして本当にホラクラシーは良いものなのでしょうか。ヒエラルキー組織のマネージャ視点になって考えたホラクラシーのデメリットについて書いてみました。 1)情報格差で部下を支配できない ホラクラシーをうまく実現するには、社内の情報はオープンでなければなりません。ヒエラルキーの組織ならば、末端の現場ほど限ら […]

リモートワークとホラクラシーがチームにもたらした5つの習慣の変化 〜 論理出社に論理社員へ

2015年を振り返って考えてみると、やはり「リモートワーク」と「ホラクラシー」というスタイルが、ソニックガーデンに与えた影響は大きかったと思います。この記事では、それらがチームにどういった習慣の変化をもたらしたのか考えてみました。 1)オンとオフは1日単位ではなく時間単位で取得できる リモートワークについては以前から取り組んできた私たちですが、2015年は会社全体がリモートワークをするようにシフトした年でした。それまでマイノリティだった在宅勤務のメンバーが一気に増えて今では半数近くがリモートワークをしています。 やはり社長である私が自らリモートワークを始めたことが、メンバーたちの「脳のブレーキ […]

プログラマから経営者になった私が節目や転機に出会った5冊の書籍

私は今でこそ経営の仕事をしていますが、もともとはプログラマ(今も心はプログラマ)で、その後、アジャイル開発の実践のためにプロジェクトマネージャをしたり、社内ベンチャーを始めてマーケティングを学んだりと、立場を変えてきました。 これまで沢山の本を読んできて、どの本からも学ぶところがあるので何冊かだけを選ぶのは難しいのですが、そんな立場を変えてきた私がそれぞれの節目や転機のタイミングで読んで大きく影響を受けた本を5冊だけピックアップしてみました。 達人プログラマー システム開発の職人から名匠への道 本来の職人としてのプログラマのあり方、姿勢などを学ぶことができる1冊。これは技術書ではなく、技術者と […]

ホラクラシーはスケールできるのか 〜 小さな会社から自律型の会社へ

私たちの会社、ソニックガーデンでは「管理のない会社経営」として、セルフマネジメントができる人材で構成されたフラットなチームの在り方を模索してきました。これは最近だと「ホラクラシー」と呼ばれる経営スタイルに近いものです。 そして今、これまで信頼関係やカルチャーを維持する手段として使ってきた「小さな会社」という表現を見直そうと考えています。かといって大きな会社を目指そうというわけでもありません。 この記事では私たちの考えている組織のあり方について書きました。 自分たちがやってみせて世の中にやれることを実証していく 「小さい会社」であることを重視していると言えば、どれ位の人数のことかとよく聞かれます […]

PMシンポジウム2015にて「優秀講演賞」を頂きました 〜 ホラクラシーがPMで認められた!?

日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ)が主催している「PMシンポジウム2015」において、「優秀講演賞」という賞を頂きました。ありがとうございました。 いつも「プロジェクトマネジメント」からは少し離れた内容で講演させて頂いてきたのですが、それでも何度も呼んで頂き、あまつさえこんな賞まで頂き大変恐縮です。 PMシンポジウムでの「納品のない受託開発」4度目の講演 たしか私がPMシンポジウムで最初に講演したのは2012年だったと思います。今回で4回目の講演になります。2012年のPMシンポジウムでは起業したばかりの私たちが提唱した「納品のない受託開発」についての話をさせてもらいました。 当時は […]

上司をなくせばうまくいく「ホラクラシー」採用と育成の仕組み 〜 ギルドを2年やって得た学び

先日、私たちの会社ソニックガーデンのウェブサイトを少しリニューアルしました。会社を始めて5期目になって、少しずつ人も増えて組織も変化してきました。会社の顔であるウェブサイトもあわせて変化させたいと考えました。 この記事では、この1〜2年ほどのソニックガーデンで起きた出来事と変化について書きました。これからの具体的な戦略や施策については、また日々の経営の中で変わっていくものなので、またいずれ振り返って書くことになるでしょう。 カルチャーを受け継ぐ若者を「弟子」から育てる 採用について起業当時と大きく変わったことは、新卒採用を始めたことです。2014年から毎年1名ずつ採用をして、現在2名の若者が働 […]

管理をなくせばなくすほど生産性が高まる新しい組織の形「ホラクラシー」その背景とメリット

私たちソニックガーデンのマネジメントを説明するとき、セルフマネジメントでフラットな組織、メンバーそれぞれが自己判断して仕事を進める組織、と話していますが、最近ではそんな組織のあり方を「ホラクラシー」と呼ぶそうです。 この記事では、その「ホラクラシー」と呼ばれる新しい組織の形について、そしてそこに辿りついた私たちが考えているメリットについて考えてみました。 新しい組織の形「ホラクラシー」とは何か 「ホラクラシー」とは、ヒエラルキーの反対を表わす造語で、組織をトップダウンの階層構造で管理するのではなく、メンバー個々人に意思決定が委ねられてフラットな構造を保つような組織のあり方を指します。 Airb […]

銀座久兵衛に学ぶ一流の職人の育てかた 〜 スケールだけではない文化を広める一つのスタイル

「参考にしている会社はありますか?」と、ある取材の中で聞かれて、ふと考えた後に出てきたのは「銀座久兵衛」という言葉でした。銀座久兵衛とは、説明するまでもないですが、老舗の寿司屋です。 なぜソフトウェア開発の会社が寿司屋を参考に?という疑問があるでしょう。以前、銀座久兵衛について調べたことがあるのですが、その経営方針や人材育成について僭越ながら非常に共感を覚えたのです。(客として伺ったことは未だないですが…) この記事では、私たちの考えるソフトウェア開発における職人の姿と、銀座久兵衛から学べる一流の職人の育てかたについて考察しました。 打ち合わせに「顧問プログラマ」のエッセンスが詰まっている プ […]

「管理」をなくせばうまくいく〜自律型組織をつくる新しいマネジメントのスタイル

先日、日本プロジェクトマネジメント協会の関西で開催された勉強会にて、私たちソニックガーデンが実践しているマネジメントのスタイルについて講演する機会を頂きました。ありがとうございました。 テーマは自由で良いというオファーだったので、少人数の会だったこともあり、思い切っていつもの「納品のない受託開発」のネタではなく、自分たちが実践している経営について話をすることにしました。 まだまだ経営者としては経験も浅いのですが、少なくとも私たちの信じる経営のスタイルでこれまで4年、社内ベンチャー時代からすると6年やってきたので、その内容をふりかえってみることにしました。 その時の資料が以下になります。講演タイ […]