仕事に対して前向きに取り組むにもコツがある。前向きに、一生懸命に取り組んだ方が良いことは誰でもわかっているけど、難しい時もある。
以前に、取材を受けたときに「あなたにとって社長の仕事って何ですか?」みたいな質問があった。これは考えてみれば、なかなか奥が深い。
それに対して、今やってる作業を羅列だけしても取材の答えとしては面白くないし、なによりカッコ悪い。それなりに良いことを言いたいもの。
なので、具体的な仕事を挙げながら、少し抽象化した話もする。そう考えた理由や背景なんかも話をすると取材してくれた方も喜んでくれる。
「新規事業の立ち上げは社長の役割なんです。失敗しても怒られないからチャレンジしやすい。会社に変化をもたらすことが私の仕事ですね。」
みたいな感じのことを、当時は回答した気がする。今は違うけど、こうやって聞いてくれたことで、自分なりに考えが整理されて指針になった。
それ以降は仕事をするときも、その意義に従って考えて動いたり、自分で話した言葉に励まされたりもした。言葉にして出すことは大きい。
なので仕事に迷いがあるなら、取材を受けたつもりで「あなたの仕事は何か?」を自分に問うてみて、自分なりに言語化してみると良いかも。
仕事を自分で意味づけできて、抽象化して考えられたら、目の前のことよりも広い視点で仕事に取り組めるようになる。きっと成果も広がる。
なんとなく定期的に思い返して、自分だったらなんて答えるかなって考えてみるのが良いんじゃないかな。私も久しぶりに考えてみようかと思う。