寺子屋ミシマ社〜仕事編〜で登壇してきました:「クリエイティブ読書」という試み
倉貫 義人
紀伊國屋書店梅田本店にて開催された「寺子屋ミシマ社〜仕事編〜 いい仕事をしたい!入門」に登壇させていただきました。ミシマ社の三島邦弘さんとのトークイベントです。
『新米マネージャー、最悪な未来を変える』(倉貫書房)の刊行記念として企画されたこのイベント。普段のエンジニアやビジネス系のイベントとはまったく違う空気感で、正直なところ少し緊張していました。
ミシマ社との出会い
ミシマ社の三島さんとの出会いは、2025年の2月ごろのことでした。お互いの仕事について話すうちに意気投合し、ミシマ社のDXをソニックガーデンがお手伝いし、倉貫書房の2冊目の編集・営業をミシマ社にお願いするという関係になりました。
私たちはこれを「技術の物々交換」と呼んでいます。それぞれの得意なことを持ち寄って、お互いの課題を解決し合う。そうしたつながりから、ソニックガーデンとミシマ社は業務提携にも至りました。
今回のイベントも、そうした関係の延長線上にあります。
三島さんとのトーク

イベントの前半は三島さんとのトークでした。出版社を営む三島さんと、ソフトウェアの会社を営む私。業種はまったく違いますが、「ちいさな会社でおもしろく仕事をする」というテーマでは、驚くほど共通する部分がありました。
トークはお互いの出会いの話から始まり、規模や業種は違っても「いい仕事をしたい」という思いが重なる部分について語り合いました。三島さんとの対話はとても楽しく、話が自然に広がっていく感覚がありました。
「クリエイティブ読書」というワークショップ

今回のイベントで特に手応えがあったのが、「クリエイティブ読書」と名付けたワークショップです。
やり方はシンプルです。『新米マネージャー、最悪な未来を変える』から数ページだけ抜粋した箇所を、その場で参加者に読んでもらいます。そして「あなたならどうする?」という問いをもとに、隣の人と話し合ってもらう。それだけです。
これが大変盛り上がりました。
本の中で、新米マネージャーの建太が直面する組織の問題は、多くの人にとって他人事ではなかったようです。「自分だったらこうする」「自分の職場でも同じことがあった」と、参加者同士の対話がどんどん深まっていきました。
本を作った側として話すということ
ワークショップの後、参加者から共有してもらった意見に対して、本を作った側としての意図や狙いをお話しさせてもらいました。なぜこのシーンを入れたのか、元ネタになったソニックガーデンでの習慣や哲学について。
参加者の皆さんの反応を見ていて、小説という形式だからこそ、正解を教わるのではなく自分ごととして考えられるのかもしれないと感じました。
熱心にメモをとってくださる方も多く、質問もたくさんいただきました。
うれしい時間
参加者の皆さんがワークショップにも積極的に参加してくださり、ほとんどの方がサイン会にも残ってくださいました。アンケートでも「具体的な内容で参考になった」「仕事についてのビジョンのヒントがたくさんあった」「楽しかった」といった声をいただき、とてもうれしい時間になりました。
今後も三島さんやミシマ社との良い関係を続けていきたいですし、「クリエイティブ読書」という試みも、また別の機会にやってみたいと思っています。
今回のイベントのきっかけとなった倉貫書房の2冊目『新米マネージャー、最悪な未来を変える』は、ミシマ社に編集・営業をお願いして作った本です。ご興味のある方はぜひ。