新刊『仕事技芸論』が発売になりました:「労働」ではなく「技芸」として働く
9月18日、新刊『自分と社会をいい感じにする 仕事技芸論』がミシマ社から発売になりました。手元にも本が届き、書店にも並んでいます。版元のミシマ社の皆さん、ありがとうございました。
装丁の地になっているのは、このブログのソースコードです。カテゴリの一覧に「仕事技芸論」が並び、そこに使い込まれた裁ちばさみが重なっている。並べてみると、この一枚に書いてきたことが収まっているな、と思いました。
タイトルだけではどんな本か分かりにくいのですが、仕事が好きで、まるで趣味のように仕事に没頭する様を「技芸」と捉えるのはどうか、という考えを示した本です。
AIの時代になり、働くことの意義が揺らぎつつあるなかで、それでも仕事に取り組むことで得られるものは何か、を言葉にしました。
私自身、とりたてて長く続いた仕事以外の趣味もなく、かと言って、仕事ばかりで侘しいわけでなく、むしろ仕事を通じて多くの人と知り合えて、人の役に立てて、仲間もできて、人生が豊かになりました。
私たちソニックガーデンが大事にしてきた「遊ぶように働く」も、仕事を「労働」ではなく「技芸」と捉えることと同じでした。いい仕事をすれば、仕事は面白い。これが伝えたいメッセージです。
明日からすぐに役に立つ本ではありません。学ぶための教科書や、ノウハウが書かれたビジネス書のようなものでもありません。だからこそ、今の時代に書籍にした意味があると信じて書きました。
本にするには勇気がいりました。賛否両論あるかと思います。読んでみて、どう感じたかを教えていただけたらうれしいです。
目次や、先に読んでくださった方の声、もとになったブログの連載は、特設ページにまとめました。刊行までの経緯は「労働」から「技芸」へに、この本が何を問題にしているのかは仕事がつまらなくなる4つの理由に書いています。
刊行記念のイベントも二つあります。9月25日(金)は京都の大垣書店烏丸三条店で読書会、9月28日(月)は東京の青山ブックセンター本店で建築家の堀部安嗣さんとの対談です。どちらも19:00〜20:30、申込を受け付けています。

単行本のソフトカバーで224ページ、定価は2,420円(税込)です。全国の書店でも取り扱っていただいています。