経営における非連続的成長

思考メモ

経営における非連続的成長の重要性。事業成長には、連続的成長と、非連続的成長がある。

連続的成長を進めることも、十分に大変ではあるし、大事なことではあるが、そこから成長の角度を変えるような取り組みが非連続的成長となる。

経営をしていく上で、非連続的成長をもたらすには、一定の投資も必要となるが、その戦略の選択が出発点となる。

戦略の選択の困難さには、曖昧性、多義性、不確実性の段階がある。方向性が定まった上での不確実性をクリアしていくのは、連続的成長につながる。それも難しい仕事ではあるが経験によって上達する部分がある。

より難しいのは、複数の正解がある多義性である。この多義性のある状態で選択をすることでこそ、非連続的成長につながる可能性はある。これは、経験だけでは身につかない部分が多分にあるように思う。

その場合においては、うまく選ぶことが大事ではなく、何か指針や理念をもって選択することが重要になる。そこは経済合理性だけでは選びきれない。信念みたいなものが必要ではないか。

そして、曖昧性の状態では、待つことが大事になる。待ちつつ、いつでも取り組めるだけの力をつけておくこと。

緊急じゃないが重要なこと、という領域は、ここにあたる。緊急性にかまけて重要なことに取り組んでいなければ、いずれ良い機会が訪れたときに選択することはできない。

経営に取り組む際は、こうした観点を持ちながら、日々の連続的成長のための業務に取り組まねばならない。

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