Agile Japan 2012 東京サテライトのふりかえり

Agile Japan 2012 東京サテライトのふりかえり

2012年3月16日にAgileJapan2012、そして同日にAgileJapan2012東京サテライトが開催されました。今年のアジャイルジャパンはメイン会場が大阪のため、東京ではサテライト開催という形となりました。

東京サテライトでは、メイン会場ではなかなか出来ないことにチャレンジしようということで、アジャイルのイベントなのだけど「スタートアップ」というテーマを選びました。とはいえ、有料のイベントでそのテーマで本当にアジャイル界隈から人が集まるのか、非常に不安ではあったのですが、130名以上の方々にご参加頂くことができ、本当にほっとしました。ご参加頂き、ありがとうございました。ブログ書いてくださいね。

また特になにごともなく、一日がかりのイベントを無事おえることができ、肩の荷がおりました。ほとんどのアジャイルジャパン実行委員が大阪に行ってしまっているので、少ない人数で大変でしたが、本当にうまくいって良かったです。実行委員の野口さん、高柳さんには企画の段階からお手伝い頂き心強かったです。ありがとうございました。そして、スタッフ、サポーター、講師の皆さん、本当にありがとうございました。

私の今回の東京サテライトでやりたかったことが3つありました。

1つ目は、参加者の皆さんの「脳のブレーキ」をぶっ壊すこと。せっかく平日に一日かけてイベントに参加するので、ただ勉強になるのも大事かもしれないけれど、普段の自分の周囲や環境の中だけではあまり触れることのないような話を聞くことで、イベント参加前の自分と参加後の自分で変わってほしいな、という思いでした。

リーンスタートアップのワークショップでは、アジャイルのエンジニアやマネージャにエレベーターピッチを作ってもらい、リーンUXのワークショップではペルソナ作りをしてもらい、パネルディスカッションでは起業したり経営に携わっている人たちの生の声を聞いてもらうことで、実現できたのではないかな、と思っています。

2つ目は、新しい登壇者に登場してもらうこと。これまであまりアジャイル界隈では見なかった人たちをもっと表舞台にひっぱり出したいと思っていました。アジャイルのイベントで話す人って、だいたい定番になりつつあるかなと思っていて、ここいらで入れ替えをしても良いんじゃないか、と。みんな大阪に行っててチャンスだと。

リーンスタートアップ界隈では知らない人のいない和波さんを、アジャイルの人たちに紹介できたのも良かったし、パネルディスカッションの井上さん、堀さん、吉田さんは、話も上手でまさしくアジャイルな姿勢をもって生きてる人たちで出てもらえて良かったし、楽天の藤原さんに講演してもらえたのも、フレッシュでとても良かった。

最後の3つ目は、私が負けず嫌いなので、大阪にメインを持っていかれはしたけれど、東京でのサテライトをメイン会場に負けない位に、楽しくてアツいイベントにしたいというものでした。交流会での参加者の皆さん同士の活気ある雰囲気を見て、個人的には満足した結果になりました。

アジャイルの出口として「組織変革」に加えて「スタートアップ」が見つかったのだとしたら、その「スタートアップ」にフォーカスした最初のアジャイルのイベントとして「AgileJapan2012東京サテライト」があり、そこに参加した皆さんが、今回のイベントをきっかけに自分たち自身で考える「スタートアップ」をしてくれたとしたら、それ以上に嬉しいことはありません。

なにはともあれ、本当に楽しい一日でした。ありがとうございました。

当日のTogetter

倉貫 義人

株式会社ソニックガーデン代表取締役社長。経営を通じた自身の体験と思考をログとして残しています。「こんな経営もあるんだ」と、新たな視点を得てもらえるとうれしいです。

ニュースレター

ブログの更新情報や、ここだけの執筆裏話など、3ヶ月に1度のペースでお届けします。

購読する
書影: 私はロボットではありません
倉貫書房の新刊

私はロボットではありません

長瀬光弘 著

「嫌な未来なら変えればいい」

あなたの毎日にも、きっと繋がる。株式会社ソニックガーデン代表倉貫義人のブログ「Social Change!」のノベライズ化第一弾。

BASEで注文する
ページ上部へ