新規事業のための会社つくりを試した実験と結果 〜 イレギュラーを取り込む多様な組織

ここ数年は、年末に1年のふりかえり記事を書いています。テーマは実験と結果、そして結果としての組織です。会社経営は常に新しいことの連続であり、どんな取り組みも実験のようなものだと考えているからです。 2016年:会社を再発明するために試した3つの実験と結果 〜 ベテランが管理職にならなくて良い組織 2017年:「30人の壁」を越えた自己組織化の実験と結果 〜 適材適所で全員が活躍できる組織 2018年:管理ゼロでもリスク対策に取り組んだ実験と結果 〜 自由と成果と堅牢さを両立した組織 2016年は部活から新規事業がうまれたり、オフィスを廃止して全社員リモートワークを開始した年でした。2017年は […]

正解のない時代へのマネジメント手法の変化 〜 OKR,OODA,YWT,ザッソウ

ビジネスを取り巻く環境は、ほんの数十年前から大きく変わりました。大量生産のニーズに応えることで成長できた製造業の時代から、消費者ニーズの多様化に加え、インターネットによるビジネスモデルの変化などによって、サービスや企画で価値を生み出す時代になってきました。 かつては、労働者を集めてマニュアル化し、属人性を排除して、同じものを間違いなく大量に作ることがマネジメントでした。メソッドは多数ありましたが、どれも「正解」がある前提でした。正解に合わせたオペレーションを重視していたのです。 しかし、今や企画もマーケティングもデザインも、どれも正解などありません。試行錯誤と失敗を重ねながらも最大限に成果を出 […]

硬い組織よりも、折れない組織づくり 〜 チームのレジリエンスを高めるザッソウ

仕事が多様化して複雑になり、成果を出すために組織やマネジメントの変化が求められています。そんな時代において「チームの強さ」とは一体どのようなものでしょうか。 これまでであれば、ミスをなるべく減らすための徹底した管理や、売上や利益、営業成績や契約件数などといったわかりやすい指標が、チームの強さをあらわすものだったのかもしれません。 しかし、変化が激しく不確実性が高い現代においては、ミスや失敗をしないということはありえません。たった1つの指標に根ざした強みの設計をしてしまえば変化に対応できずに、むしろ強みだったものが一変して大きな負債になってしまうことさえあります。 本稿では、これからの時代におけ […]

リモートワークをどう管理するのか? 〜 クリエイティブな仕事のマネジメント7つの観点

リモートワークについて講演をすると必ず出てくるのが「社員がオフィスに来てないと管理できない」「オフィスにいないとサボってないか心配」という話。これは果たして本当にそうなのだろうか。 実はこれはリモートワークに限った話ではない。現代の仕事の多くは頭を使う仕事であり、オフィスにいても見ていたからといって仕事しているかどうかはわからない。それもコンピュータで成果物を作るとなると尚更。 頭を使ったクリエイティブな仕事のマネジメントを成功させるためには、これまでとは観点を変えなければいけない。本稿では、クリエイティブな仕事やリモートワークでのマネジメントの観点について考える。 「人」ではなく「タスク」を […]

雑に相談するか?考えてから相談するか?、ザッソウもう一つの意味

前回の記事では、ザッソウにまつわる質問と回答を書きました。そこではザッソウのうちの「雑談」にフォーカスしましたが、実はザッソウの言葉には、もう1つの意味があります。それは「雑に相談する」ということです。 雑談によって心理的安全性が高まったチームで結果を出すためには「雑に相談する」ことが大事です。本稿では、その「雑な相談」について考えてみます。 しっかり考えて相談するべきか、雑に相談するべきか? 「もっとしっかり考えてから相談しなさい」そんな風に指導されてきた人は少なくないですよね。一方で、そんな人も上司になって思うのは、「もっと早くに相談してくれたら良いのに」というものです。 簡単だと思って仕 […]

雑談ばかりで仕事しない人をどうするか?など、ザッソウにまつわる質問と回答

先日、雑談と相談をあわせて「ザッソウ」と呼んで浸透させることで、チーム内のコミュニケーションを円滑にするための関係づくり、最近はやりの言葉で言えば「心理的安全性」を高めようという本を出しました。 ザッソウ 結果を出すチームの習慣 ホウレンソウに代わる「雑談+相談」 おかげさまで様々なところで講演や取材の機会を頂くのですが、そこで聞かれる質問があるので、本稿では私なりの回答をしたいと思います。 雑談ばかりで仕事しない人をどうするか? 「雑談ばかりで仕事しなくても良いんですか?」そんな訳はありません。 まず大前提にあるのが、そのチームの目的はなにか、ということを確認すべきです。チームである限り、な […]

ソフトウェア開発の本質と、AIがプログラムを書く時代のプログラマの存在価値は

今、世界で起きていることをインターネット黎明期のブラウザをつくったマークアンドリーセンという人がこう言ってます。 Software is eating the World. この言葉は様々な業界において、ソフトウェアを前提としたビジネスによって従来の企業が取って代わられつつある現状を表しています。日本で言えば、メディアがこぞってDX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉で危機感を煽ったりしていますが、後付けでソフトウェアを考えていてはうまくいかないように思います。ビジネスとソフトウェアは不可分になりつつあります。 これから重要度を増すソフトウェアについて本稿では、ソフトウェア開発の本質 […]

権限委譲の難しさとコンテキストの共有

経営者やマネージャにとって、上手に権限委譲をするというのは組織を育てていくための重要な課題であると考えている人は少なくないだろう。自分の抱える仕事を次の世代に任せることができれば、任された方の成長にもつながるし、任した方は新しいことに取り組むこともできる。 とはいえ、権限委譲を実現することは容易いことではない。うまく権限委譲するために必要なことは何か、本稿では考えてみたい。 権限委譲がうまくいかないのは何故か 私が初めてマネージャを任された頃は、マネジメントには責任が伴うものであり、その責任を全うしようとすればするほど、当時のメンバーや部下に権限委譲することなどできなかった。 あらゆる成果物の […]

旅をするように働く人たちでチームワークはどうするのか 〜 居るだけでいい「場(ba)」を具現化した仮想オフィス

先日、以下のような内容をSNSでつぶやいたところ、大きな反響をいただいた。 スペインからロンドンに約1ヶ月いってる新卒2年目、マルタからハンガリーに2ヶ月いく3年目、オーストラリア一周やシベリア鉄道から働いた人もいる。副社長ですらハワイに1ヶ月ほど滞在してた。 休職する訳でもなく、ほぼ普段通りにコミュニケーションできている。仮想オフィスのおかげで、どこからでも(論理)出社できるので、もはやリモートワーク=在宅勤務という概念すら崩れてしまった。なにげに結構すごいんじゃないか。 https://www.facebook.com/kuranuki/posts/10212082200004737 本稿 […]

書籍『ザッソウ 結果を出すチームの習慣』の「はじめに」を全文公開

今週末(2019年8月31日)には、最新刊『ザッソウ 結果を出すチームの習慣』が発売になります。同時発売で10%オフのkindle版も予約できるようになっています。 『ホウレンソウに代わる「雑談+相談」』ということで、心理的安全性を高めてチームビルディング成功に導くザッソウ(雑談と相談)について書きました。 今回は本書の「はじめに」を全文公開します。購入の参考にしてください。 はじめに 「お話があります。お時間をください」 マネージャを経験したことのある方なら、ドキッとする言葉です。だいたいこんな深刻な感じで相談されるときは、「辞めます」といった嫌な話題だからです。 そうなってしまってはもう手 […]

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