ソニックガーデンのエンジニア採用ページが刷新されました。もし周りのエンジニアさんで、ご興味ありそうな方がいらっしゃったらシェアお願いします。
今回の刷新では、ここ最近の若い人の採用と育成からの気付きからの、あらためてプログラミングで熟達を目指す姿勢など伝われば良いな、と思います。
背景イメージは、ウィリアムモリスを意識したものになっています。それは、彼の主導した「アーツ・アンド・クラフツ運動」に私が共感したのがきっかけです。
私は以前から、人海戦術を駆使したり工場で大量生産するような作り方で、良いソフトウェアは生み出せないと主張してきました。そのことは「人が増えても速くならない」でも書いています。
本当に役に立つ良いソフトウェアは、そこに関わる人たちの一人ひとりの創造性によって作られる、人を中心に置くことで作ることができる、と考えてきました。
その創造的な活動に、人間的な喜びは欠かすことはできません。
工場のように機械的なプロセスに当てはめるよりも、新しいものを学び、アイデアを出し合い、創意工夫をしていく人間の楽しさを活かすことで生産的かつ創造的でいられるのだと考えています。
良いソフトウェアをつくるのは良いプログラマであり、それには個々人による技能の熟達は欠かすことができません。それは仕事を単なる労働として捉えると、成し得ないものです。
そんな私にとってソフトウェア開発とは、工学ではなく技芸だったという再確認と勇気を得たのが「アーツ・アンド・クラフツ運動」でした。
多くの人にソフトウェア開発が楽しく創造的な活動だと知ってもらいたい。美しいコードを書くプログラマこそ主役となって、その世界観をリードして欲しいと考えています。
作品づくりのように人々の手で作るソフトウェア開発を通じて喜びを感じる人が増えていくこと。それが私の成し遂げたいことです。ぜひ一緒に取り組んでくれると嬉しいです。