“XP祭り”というイベントがあります。
eXtreme Programming(通称XP)というアジャイル開発プロセスを、日本に広めるための活動をしている「XPJUG」というコミュニティが開催しているイベントです。2002年に初めてのXP祭りを行い、毎年秋頃に開催してきました。ソフトウェア開発、IT業界で働くプログラマーやエンジニアを中心としたベンダーに依存しない独立した活動です。また、関西に在住のエンジニアの方々を中心に立ち上がった「XPJUG関西」というコミュニティもあり、関西でも「XP祭り関西」が行われてきました。
そして、今年2010年に、2つのXP祭りが予定されています。
まずは「XP祭り関西2010」です。「アジャイルマインドを育もう」というテーマで開催されます。
講演者の面々として、
- アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣の木下さん
- プロジェクトを成功させる 現場リーダーの「技術」の岡島さん
- DevLOVEのpapandaさん
- Redmineやチケット駆動開発を実践されてるあきぴーさん
などなど、まさしく「開発現場」でアジャイルマインドをもって実践されている方々の生の声が、関西で聞くことのできるチャンスです。
また、私も昨年のXP祭りで、XPJUG代表の引退を表明させてもらいましたが、今回は私とXPの出会いのきっかけから、経験したこと学んだことなどを振り返りつつ、引退に至まで、お話させて頂く予定です。
東京での「XP祭り2010」は、秋頃に開催の予定です。その実行委員会のキックオフが、早くも開催されます。
なぜ、今からキックオフで、なぜ、委員会の参加を募集するのか?それは、昨年のXP祭りのふりかえりをスタッフで行った際に、XPJUGの存在意義について語り合った中で出たアイデアが発端です。XPJUGとして「XP祭り」は非常に大きなもので、逆に言えば、XP祭りを開催することこそが、XPJUGの意義ではないか、と考えたのです。すなわちXPJUGとは「XP祭り実行委員」のことである、と。
XP祭りは、スポンサーを付けずベンダ色のない、あくまで現場のエンジニアの方々を中心としたイベントとして行ってきました。そのため運営スタッフと参加者の境が非常に薄く、運営スタッフも参加者として楽しむし、参加者の皆様にも運営をお手伝い頂くなど、非常に良い関係が築けています。そこで、次の2010年に開催するXP祭りでは、よりもっと参加者の方々との関係を深め、運営についても、よりもっとオープンにしていくことを考えました。
そこで、「XP祭り2010」からは、「XP祭り実行委員会」のスタッフになってくれる方を広くオープンに募っていき、その方々と共に、XPJUG(XP祭り実行委員会)として開催に向けて準備をしていきたい、と思っています。コミュニティ活動は初めて、という方もこれを機に参加頂ければ幸いです。
参加申し込みはこちら・・・XP祭り2010実行委員会キックオフ
また、youRoom上で、オープンなディスカッションを行っています。youRoomへの参加登録は必要ですが、自由に参加できますので、興味のある方はご参加ください。