マーケターが自分たちのサービス・製品を自嘲したり、プログラマが自分たちのソースコードを自嘲したり、経営者が自分たちの会社を自嘲するようになっては、いけない。自らに誇りを持って仕事する方が楽しいはずだね。
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たくさんのメールをどうすれば効率よく捌けるのか、といった話や、いったいどうすれば会議を効率よく進められるのか、といった話は、あまり好きではない。そもそもメールを減らしたり、会議をなくすことを考えてない。苦肉の策って、無駄の効率をあげてるような感じがする。
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会社の仕事をしていると、困ってることや不便なことがあって、解決するシステムやサービスが欲しいなーとか思うことがあるけど、すぐに作ったりせずに、まずはGoogleSpreadsheetでいけるところまでやってみてる。それで本当に運用が回ることがわかってから、それをシステム化してる。
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以前にテレビの取材のときに言われたのが「視聴者は高校を卒業した位のボキャブラリーだと思って説明して下さい」というものだった。これは私も含めて、専門外のことは誰もがそんなものだということなんだと思う。大きな気づきだった。それ以来、場面に応じて、なるべく平易な言葉を使うようになった。
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夢やビジョンのような大きな目標があれば、大変なことがあって苦しい時でも未来を信じて踏ん張れる。そして、頑張れば手が届きそうな小さな目標があれば、地味ながら日々の努力を続けることができる。継続は力なり。そのためには、大小ふたつの目標がないと難しい。
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ブログを書くときに時間がかかるのは、記事そのものを書いている時間よりも、どんなタイトルで、どういった構成で、どんなオチにして、どんなメッセージを込めるか、という段階で色々と考えてる時間の方が長い。これ、プログラミングも同じですね。
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海外で、エンジニアから経営者になった人ということで、尊敬しているのは、 Eric Sink と Joel Spolsky。彼らが書いたような本を書けるようになりたい。
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コードレビュー中の会話「DRYといってもどこまでやるんですか?バランスですよね?」 先輩の回答「徹底的にやってください。DRYに関しては徹底的にやってください。ひとつでも重複があると、そこから保守がしにくくなります。」その通りです。DRYはバランスでなく徹底的。
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一番何に情熱を燃やせるのか、と聞かれるとソニックガーデンでは「ソフトウェア開発」そのものですね。
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Facebookなどのソーシャルメディアが広まるほどにインターネットが人にフォーカスしたものになってきてるけど、トレンドには揺り戻しがあるので、またコンテンツの方にフォーカスするものが出てくるんじゃないかな。人とコンテンツでいったりきたり。
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ブレーンストーミングしてると、ふっと全員の頭に似たアイデアが降りてくる瞬間ってある。それって、かなりエキサイティングな経験だ。そういう場作りのポイントは、何を言っても良いリラックスした状態をいかに作れるか、かな。
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どんな施策にも、プログラムを組むかのようなロジカルな理由が必要だと考えている。直感や漢気で駆動しても良いけど、決断する時は論理的な説明が必要。それが経営・マネジメントだと思うな。
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才能の有無を嘆いても前に進めないので、時間の使いかたで差別化できる強みのつけかたを考える戦略をとるようになった。
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プレスリリースを書いてからサービスやアプリを作るのは究極のMVPかもしれない。プレスリリース出してしまって、反響があったり、記事になったりしたら、それから作り始めるとか。プレスリリース文が書けなかったら、まだコンセプトがぶれてる。
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スマフォの地図が無かった時代にどうやって客先や出張に行っていたか思い出せないし、携帯電話が無かった時代にどうやって待ち合わせしてたかも思い出せない。10年後、そうやって思い出せなくなってることって、今はなんだろう。
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最近よく聞く話。昔は少ない優秀な社員だけでやっていたのだけど、社員数が急激に増えたことで、そうでない人たちが増えてしまい、元からいた人たちがいなくなって、残念な会社になったという話。それは、個人が優秀かそうでないか、というよりも、急拡大は理念の浸透ができないことが問題だと思うな。
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小さなチームは全員が何らかのプレイヤーでなければ成り立たない。小さなチームだからこそ勝てるビジネスモデルを作ったなら、そこに大企業は攻めてこない。大企業と同じ土俵で戦わないように、マネージャーや仕切り屋のいらないビジネスモデルを構築すると良い。
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今日もたくさんWHYから考えた。行動原理の究極のWHYは「良いことしたい」ということなんだと思う。それぞれが出来る立場ですればいいね。