作っているソフトウェアで、お客様がどうやって売上をたてて利益を出そうとしているのか、つまりビジネスモデルを理解できれば、つくり方も提案も変わってくる。プログラマが学ぶべきビジネスモデリングってそういうことだと思う。
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記事の執筆してるとクリエイティブな作業は、どれだけ焦っても速くすることは難しいとわかる。プログラマのようなクリエイティブな人をマネジメントする人間は、そのことを理解してないといけないね。
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どうすれば顧客と話も出来て設計も運用もできるプログラマを育てられますかって聞くけど、業務時間の殆どを調整とかExcelとかやらせてたら無理に決まってるよね。
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優秀なプログラマには、優秀なプログラマのままでいて欲しいので、独立して片手間で経営をするとか、個人事業主で営業もやるとか、プログラマとしての時間を減らすようなことはして欲しくない。だけど、人月や派遣の中で擦り減って欲しくはない。受け皿が足りない。
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小さなチームでゆとりのあるビジネスをするためには、時間を切り売りするのではなく、価値をお金に転換できるビジネスモデルを考えないといけない。何が強みで、どこがレバレッジが効くのか、考える。それが経営者の仕事の一つだと思う。
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大きな会社でないと世界は変えられないとか考えて、そのために会社を大きくするなんて本末転倒で、今やちょっとナンセンスではないか。オープンに発信できる時代では、一社独占じゃなく共通のビジョンをもった小さな会社が沢山あることで世界は変えられるんじゃないだろうか。
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理想とする品質と生産性を担保するためには、仕事を受け過ぎないということも考えます。急激な成長も目指してないし、無理な売上目標がある訳ではないので、満足頂けるだけの数にセーブすべきだとも考えてます。スケールが小さいんです。
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うちは人さえいれば良いというビジネスをしてないので、ソニックガーデンとしての品質と生産性を実現するために、人に本気で投資してますし、来てくれる人もそれに応えてくれる人を求めます。なので、急な採用はしてないんですね。
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大手が作ったルールの上で商売してる限り、大手に有利になってるのは間違いないのだから、小さなところは、その上で仕事するのではなく、ゲームのルールを変えないと生き残れないよね。
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大手SIerって本当に大変だろうと思うけど、今の経営陣がリタイアする位までは市場は続くと思う。が、そんなビジョンじゃ中で働くエンジニアはたまったものではないと思うんだけどな。未来につながるビジョンを描ける経営者が必要ですね。
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一括納品のビジネスモデルだと、たくさん作らない提案はなかなか出来ない。たくさん機能と要件があった方が売上が高くなるからだ。定額モデルだと、効果の薄く無駄になる機能は作らない提案が出来る。リーンでいられる。
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もしあなたが慣れない講演中に心折れそうになったら、客席の中で一人でも頷いてくれる人を見つけて、まずはその人に向けてだけ話をすれば良いんです。講演もコミュニケーションなんです。
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アジャイルで大事な実践は反復することで、それは要件定義さえも繰り返すってことで、つまり何度も何度もお客様と一緒になって「そもそもやりたいことは何だったのか」を考え続けるってことなんだ。作ることを繰り返すだけだと思ってるとうまくいくわけない。
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「こういうときアジャイルだとどうするんだっけ?」という言葉が出たら危険信号。その思考停止はアジャイルじゃない。
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プロスポーツ選手が試合の時間以外に練習をこなしてより高みを目指すように、プロフェッショナルならサラリーマンにも練習したり勉強したりする時間が必要なはずではないかな。
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1時間って人と会う時間としては、まぁそれなりかと思うけど、1時間かけてブログ書くというと、時間かけ過ぎな印象もするけど、アクセス数からすると費用対効果としては、ブログの方が高くなってきた気がする。
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ユーザの声を聞くべきか、聞くべきでないか。フォードの速い馬の逸話のように、聞くべきでないという話は多くの作り手の心に刺さるようだ。ただ聞けば良いとは思わないし、かといって全く聞かなくても良いという訳でもないはずだ。難しいところだな。
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プログラミングをしたい情熱があるなら、今すぐプログラミングすれば良いのだ。今の時代、ノートPCとネットさえあればプログラミングできる。転職なんてのはそれから考えたって遅くないですよ。