MessageLeafというサービスを設置してわかってきたことは、自分の主張をしっかりと発信するような内容のブログ記事を書いたときに、読者の方からメッセージを頂くことが多いということです。

そして、そうしたブログ記事に頂くメッセージの内容は、作者と1対1で繋がるというMessageLeafという特性からか、自分の立ち位置や考えなどを含めた、とても真摯なものが殆どです。

メッセージを頂く数は手に余るほどの数ではないし、なによりも嬉しい内容が殆どなので、しっかりと読ませてもらって、ほぼ全てのメッセージに返信させてもらっています。

そこには、FacebookのLike(いいね)だけでは感じられなかった、作者と読者の繋がり、いや人と人との繋がりがあることを、しっかりと感じることが出来ます。

そんな風にして、せっかくブログを通じて出来た出会いからの繋がりをもっと深めたいと思うのは自然なことだと思います。この記事では、その為には何が必要だったのかを考えてみました。

Shaking  Hands
Shaking Hands / zeevveez

MessageLeafで出来ていなかったこと

ブログ記事を書いて、その記事に対してMessageLeafでメッセージを頂くと、とても嬉しいのでほぼ返事を返すのですが、その後が続かないんです。確かに、いいね以上のフィードバックが貰えてはいますが、それまででした。

せっかく記事を通じて知り合えたとしても、そのメッセージの応答以降にコミュニケーションをとる手段がなかったのです。継続的な関係性は築けていませんでした。

もし続きができるとしたら、その方から、別の記事に対してメッセージを頂かないと話をすることができません。

MessageLeaf以前は作者から読者へのブログ記事という形での一方通行だったのが、MessageLeafのおかげで読者から作者へメッセージが送れるようになりました。しかし、今度は作者から、そのメッセージをくださった方々へのコミュニケーション手段がないのです。

それにも関わらず、以前にメッセージをくれた方々が別の記事を読んでくれるような保証は無い訳です。そして、もしかしたら、メッセージをくれた方々も新しい記事が出たら読みたいと思っていたとしても、FacebookやTwitterで見逃してしまうと、その新着記事が出たことを知る術がなくなってしまうのです。

そこで、RSSリーダーを使えば良い、という話になりますが、そうは簡単ではありません。読者にRSSリーダーの利用を強要する訳にもいかないですし。それに、そうGoogleリーダーも終わってしまいますしね。

Googleリーダー終了に見るRSSリーダーの課題

おそらく最もシェアの大きかったであろうGoogleリーダーが、2013年7月に終了するというニュースが先日流れました。

Powering Down Google Reader

多くの利用者の方々が、代替のサービスを探しているようですが、私の場合は、もうずっとRSSを使っていなかったので、特に何もしていません。案外そういう人も多いのではないでしょうか。

RSSという仕組みは、ウェブの仕組み上、技術的にはとても意味のあるものです。コンピュータで解釈できるフォーマットでウェブサイトの情報を取得できるというのは、ただの文字列の塊よりも、技術者視点から考えるとよほど価値のあることなんです。

しかし、その技術を使ってRSSリーダーという形でブログの更新情報をとってくる形にしたのは、少々ユーザ視点が欠けていたのではないでしょうか。沢山の記事を読むことだけに特化したら良かったかもしれませんが、それでも人間の処理時間の限界があるのに対して、勝手にブログが溜まり続けるのは無理があるでしょう。

ブログの作者側にしてみると、RSSリーダーを通じて沢山の人に読んでもらうことも嬉しいけれど、何も自動的に更新通知がいかなくても良いと思ってました。ブログを書いたら、なるべく多くの人に読んでほしいという気持ちがあるから、手間がかかってもTwitterやFacebookで書き込んだりするんですね。つまり、更新通知は手動でもよくて、むしろ手動の方が良かったんではないでしょうか。

読者にしても、RSSでの全文配信もしくは、概要だけがあるよりも、作者自身の言葉での推薦があった方が読みたくなるものでしょうし、逆もしかりで読まなくても良いという判断もできるはずです。

そういったソーシャルとまで言わなくても、RSSリーダーは、ウェブの向こう側に人の存在を感じれるようなものではなかったですね。

RSSリーダーで本当にやりたかったことは?

では、RSSのニーズがないかというと、そうではないと思います。RSSとRSSリーダーというのは手段でしかありません。本当にやりたかったことは何だったのでしょうか。いわゆる「消費者が欲しいのはドリルではなく穴である」という考えかたですね。

読者側で考えると、続けて読みたいと思うブログで、新しい記事が書かれても知ることが出来ない、という問題があります。

作者側で考えると、自分のブログを読みたいと思っている人に、新しい記事を確実に伝えることが出来ない、という問題です。

状況としては、読みたいと思う読者と読んでもらいたいと思う作者の、それぞれの思惑が一致しているような場合に、新しい記事を着実に届けることができないという問題です。

TwitterやFacebookでいくら伝えても、いつも見てる訳ではないし、宛先のあるものではないので、確実に伝わるとは限りません。Gunosyのようなキュレーション系のサービスでも同様で確実という訳にはいきません。

読者からすると、ブログは好きでもTwitterのつぶやきは好きではないというケースもあるでしょう。そうなるとソーシャルメディアだけで伝えても伝わりません。

こうしたニーズに、もしかしたら、MessageLeafの持っていた問題を重ねて考えれば解決するのではないか、と考えました。

MessageLeafでメッセージを送るという行為は、気軽にしたといっても、それなりに敷居の高いアクションです。FacebookのLikeよりは大変でしょう。Like以上のフィードバックを、というコンセプトだからそれ自体は構いません。

そういったLike以上のフィードバックをメッセージを送ってでもフィードバックしてくれる人たちの多くは、そのブログ記事にそれだけの想いをもっているということなので、そういう人たちは同じブログに新しい記事が出たら知りたいのではないか、という仮説がたちます。

MessageLeafで、一度でもメッセージを送ってくれた読者の方々を、それぞれのブログの「ファン」として認識し、そのファンの皆さんへ、新しい記事が出たときに、作者自身でお知らせすることが出来れば、RSSでやりたかったことの一部が実現できるのではないでしょうか。そして、MessageLeafの課題でもあった、作者からのコミュニケーションも実現することが出来ます。

そういった理由から、MessageLeafに新しい機能として「ファンの可視化」と「ブログ更新通知」を用意することにしました。MessageLeafの新機能「ファンの可視化」と「ブログ更新通知」のお知らせ

ブログを書いていて、一番嬉しいのはやっぱり継続的な読者の方がいて、その方々に読んでもらえることですから、そこを繋ぐきっかけを作れれば嬉しいですね。

おまけ:MessageLeafの新しいプレゼンムービー

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MessageLeaf.ja from SonicGarden on Vimeo.