1時間って人と会う時間としては、まぁそれなりかと思うけど、1時間かけてブログ書くというと、時間かけ過ぎな印象もするけど、アクセス数からすると費用対効果としては、ブログの方が高くなってきた気がする。
194
ユーザの声を聞くべきか、聞くべきでないか。フォードの速い馬の逸話のように、聞くべきでないという話は多くの作り手の心に刺さるようだ。ただ聞けば良いとは思わないし、かといって全く聞かなくても良いという訳でもないはずだ。難しいところだな。
195
プログラミングをしたい情熱があるなら、今すぐプログラミングすれば良いのだ。今の時代、ノートPCとネットさえあればプログラミングできる。転職なんてのはそれから考えたって遅くないですよ。
196
アジャイル開発と名付けた時のもう一つの候補名がビジネスアラインド開発だったというエピソードが好き。名前としてキャッチーじゃないので流行らなかったかもしれないけど、”Business Aligned”の方が本質的で直感的だと思う。
53
何年か経営を続けてきて思うのは、自分の欲や見栄みたいなものを捨てれば捨てるほどうまくいくという感覚がある。自分だけが褒められることや儲かることをしようとしても、短期的にうまくいっても長くは続かない。利己的にならず世のため人のためになる使命に従うことは、長く続けていけるように思う。
54
少しずつ変化することを毎日続けていくことで、変化が当たり前のことになる。自分たちにとって当たり前のことも、たまに外の人が見ると、大きな変化になる。変化を余儀なくされるのでなく、自ら変化することで、外からの変化にも強くなることが出来る。変化することに慣れることが一番の安定と言える。
55
リモートワークやビジネスモデルの話をすると、「普通はそこまでドラスティックに変えることなんて出来ない」と言われる。しかし、私たちにとってはドラスティックに変えたつもりはなくて、少しずつ変えてきただけで、自分たちは変化の痛みなんて感じてない。ただ変化していくことを止めたことはない。
56
他人と自分の考えのギャップを感じると、そこから思索を深めていける。どうすれば自分の考えを伝えられるかを模索することは、自分の考えを整理することに繋がるし、相手がなぜそんな考えに至ったのかを想像することは、自分の考えに足りない部分を補完することに繋がる。どんなことでも学びに出来る。
57
困っている人を助けたいだけなら事業にする必要は無く、ボランティアだって良い。だけど、それでは続かない可能性が高い。お金は続けるために必要で、そのために事業にするのだ。目の前で困っている人を助けたいだけなのか、それとも困っている人すべてを助けたいのか。後者なら、事業にすべきだろう。
58
プログラマとしてのキャリアは、プログラミングして、設計して、要件定義して、企画をしてというステップで変わっていくものでなく、プログラミングという中心があって順に出来ることを広げていくイメージ。だから、プログラミングを数年でやめることはないし、プログラミングが苦手ならその先は無い。
59
システム開発にプログラミング経験が必要という話になると、入社後の数年だけ仕様書通りに作るプログラミングをさせようとするキャリア設計に、とても違和感を覚えた。今はどうか知らないが、私が新人の頃はそういう風潮があった。プログラミングを単純作業だと考えた経営の大きな間違いだったと思う。
60
ソフトウェアの会社を経営するなら、ソフトウェアの特性を知り尽くしていた方がうまくいくのではないか。ソフトウェアの特性を知り尽くすためには、自らプログラミングをしてソフトウェアの全ての工程をひとりで作るという経験が必要だ。そんなソフトウェアのことを知り尽くした経営者が増えてほしい。
61
ソフトウェアは使ってみるまで本当の使い勝手は見えてこない。本気で使い始めると必ず新しい要望は出てくる。ソフトウェアは最初に考えたアイデアをそのまま作ってもうまくいかない。作るときに直したくなるし、使ってみたら直したくなるし、誰かに使ってもらおうとすると直したくなるのは間違いない。
62
経営についてさほど詳しい訳でもないが、ソフトウェアの企業を数年でも経営して思うのは、これまでのハードウェアを中心に考えられてきた経営の手法やスタンダードとは大きく違っていると感じる。これまでの商習慣やビジネスの常識を元にしたアドバイスを、そのまま鵜呑みにしてしまうと危険だと思う。
63
仕事を通じて自分が考えたことや気付いたこと学んだことなどを、世の中に伝えていかねばならないという勝手な使命感があって、その使命感に従ってブログを書き続けている。それが自分のやりたいことと出来ること、世の役に立つ(と信じてる)ことの重なるところだから、続けられるのではないだろうか。
64
プロ野球選手に憧れるように、プログラマに憧れる人たちがいるのは嬉しい。プロ野球選手と同じようにプログラマになるにも努力と才能が必要だ。プロ球団に入ってから、野球の練習を始める人はいないように、会社に入ってからでは遅い。入ればプログラマにしてもらえる訳ではない。自らの努力が必要だ。
65
リモートワークに関する相談を受けるが、リモートワークが難しいと言いつつ、実はチームをどうマネジメントしていきたいか明確でない場合が多い。難しいのは、リモートワークではなく、チームワークを築くことなのだ。その本質を押さえなければ、たとえどんな手法やツールを真似してもうまくいかない。
66
経営において何かしら問題があるとき、うまくいくときは、とてもシンプルで筋の通った策が出るが、どこかで掛け違えてしまうと、無理やる答えを出すような策にしかならない。そもそもから考えられず、そもそもの所から変えることのできない人がいると、無理やりなんとかしようとする。うまくいかない。