たしかリーンスタートアップで言ってるのは「人の時間を無駄にしない」ってことで、お金を使わないと言ってる訳ではない。確かに、本当に勿体無いのは、せっかくの世界を良くしたい情熱と、そこから産まれるエネルギーを無駄にすることだと思う。
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アジャイル開発もリーンスタートアップも、手法は現場で学んでもらう必要があるけど、それより大変なのは、トップには勉強してもらうのではなく、考えかたを変えてもらわねばいけないので、難しい。
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ソフトウェア開発で、最も一人当たりの生産性が高い人数は、一人で全てすること。次は、プロダクトオーナーとプログラマの2人ですること。プログラマを足して3人になっても、少しだけ生産性は高まる。そこに、プログラマをもう一人足したら、プログラマ一人で作るより生産性は下がる気がする。
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みんながちょっと面倒で敬遠してるところこそ、取り組むだけの価値がある可能性が高い。面倒だからこそ、並々ならぬ情熱がなければ続けられない。
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多機能、低価格、人海戦術。ベンチャーやシェアを追いかける会社がとってはいけない戦略。金を使う前に頭を使いたい。金をかける前に情熱をかけたい。
102
新しい手法や考え方を勉強することは大事だと思うけど、それを続けてるだけでは、横並びから飛び出ることなど出来ない。置かれた中で自分の頭で、どれだけ考えるかの方がよほど大事。誰かの手法や考え方はヒントに過ぎない。
103
ソフトウェアを作れるだけでは世界は変えられないけれど、ソフトウェアを作れないと世界は変えられないような世界になってきつつあるように感じるし、だからこそ、世界を変えたい人の力になれるソフトウェア開発のエンジニアはとても尊いと思うし、そこがソフトウェア開発ビジネスの醍醐味だと思う。
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「忙しくて出来ない」ってのはね、そのことがその人にとって優先度低いんですよって言ってるようなものなので、忙しくてって良い訳は使わない方が良いよって話を聞いたことある。
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オウンドメディアとコンテンツマーケティングは表裏一体だね。良質なコンテンツを持ってる企業が注目されてビジネスがうまくいく世界が良いと思う。
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社会や会社などの人の集団、組織の考え方や意識を変える戦略。現場を水平に変えていくのは無理で、あくまでボトムアップというトップに向けて変えていき、どこかでトップダウンになることで全体が変わる、というイメージ。
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自社の強みを製品の強みにすべき。自社の強みというのは、社員と社長の強み。自社の中にいなくてアウトソーシングしてるものを強みには出来ない。
1
誰かに何かをお願いするときは、理由(why)を伝えると、スムーズに伝わるし、お願いされた側の納得感も大きい。逆に、何か依頼されたとき、狙いを聞いてゴールを考えて仕事するように思うかもしれないが、それよりも、理由を聞いて動機を考えて仕事する方が良い。そもそもの出発点をあわせるのだ。
2
採用面談でする質問の内容は事前には準備できない。その人の内面や本質を問うようなタフな質問になるので、すべて相手にあわせたアドリブになる。準備がないから、その採用面談の場は、応募者だけでなく私にとっても真剣勝負。私にとって採用面談は、知的バトルなんだと思う。
3
私が採用面談で質問するのは、その人の過去の経歴や実積、スキルではなく、まして事前に考えておけるようなことでもなく、その場の瞬間にどれだけのことを考えて回答できるのかをはかるための質問を出す。それは、普段から考える力と表現する力を鍛えてないと、対応できない。
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本当の価値観とは「何を大事にするのか」ではなくて、「何だったら捨てることが出来るのか」でわかる。価値観が同じ、価値観が違うというのは、捨てることが出来るものが同じかどうか、だろう。
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漫然と同じ行動を繰り返しても先には進めない。考えすぎて何もしないよりも、考えすぎずに行動した方がいいかもしれないが、大事なことは行動した結果から「何を学ぶか」だ。学びのない人は改善がない。改善できないなら同じ行動を繰り返す。そして、行動が変わっていなければ、学んでないのと同じだ。
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どんなアドバイスも言い訳をする人たちには届かない。言い訳をする位ならアドバイスなんて求めなければ良い。人には人の事情があるし、世の中どうしようもないことも沢山あるだろうけど、与えられた時間は24時間365日なのは平等で、その時間をどう使っていくのか結局は全て自分の選択なのだから。
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何かやりたいことがあるけど、何から始めていいかわからないし、どう考えていいかわからない。そんな相談を受けることもあるけど、ハッキリ言って圧倒的に努力が足りないと思う。勉強も練習もしないで、1度の打席で成功するためにどうすればいいか悩むなんて無意味だ。才能を疑う前にまず努力しよう。