毎週の週末に走るようになって、素人だけどわかったことは、走ってタイムを縮めることが出来るのは、最後に多少スパートしてもあまり変わらなくて、全体的にペースをあげていくしかないってことだった。これって人生も同じだよね。
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このところ、新しいチャレンジをしたり、新しいクラスタの人たちと会ったりして、そこで得られるインプットが多くて刺激的で、まだ自分の中で熟成しきれてない感じ。慣れ親しんだ領域にいた方が楽だけど、未知の領域に踏み込む方がしんどい分、成長出来そう。
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自分への負荷を高めにすることや、あえて制限を設けることで、チートせざるを得ない状況に追い込むと、普通の努力とは違う発想が出てくるし、面白い解決策が見つかることがある。それこそがアイデア。不足や制約はアイデアの素。
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自分のことを知らない人たちのいるイベントに行ってイチから説明できるのって、マーケティングの格好のチャンスだ。仮説を持っている新しいサービスの説明して、徐々に刺さるキーワードを探っていくのを、何人も連続で試すことができるのは嬉しい。
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ソフトウェア開発をしている私の会社には、労働者という役割の人はいなくて、全員が管理職だと思ってる。マネージャーという意味でなく、労働者との対比でいう管理職。全員が自己管理できる人たちで構成する。我々の仕事における労働者とは、コンピュータのはずで、それを使役するプログラマは管理職。
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戦略とは仮説である。仮説なき前進は前進と言えない。方向が定まらぬ中では前に進んだかどうかが判断出来ないから。だから仮説は大事。そして、それが戦略。どれだけか前に進められたら、仮説なんだから戦略を見直せば良い。見える景色も違ってくるはず。戦略を絶対の作戦だと勘違いすると苦しくなる。
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自分のマネジメントが出来ない人にチームのマネジメントは出来ないし、自分の戦略を考えられない人にチームの戦略は考えられない。いわんや経営をや、ということ。まずは、自分のマネジメントと戦略を。
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色々な人たちと話をしていて気付くのは、やはり自分が本当にやりたいことを話してる時に人は目を輝かせてる。話の中で、そんな瞬間を引き出せたら、嬉しい。
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たとえ小さな会社であっても、経営をしていれば、毎日のように新しい問題が起きるし、外からの影響もあるし、日々それらに対処してるだけではいつかは立ちゆかなくなってしまうから、未来のために自分たちから変化することを決めて取り組んでいく。大変なことだけど、ビジョンがあるから頑張れる。
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ある人は既にある市場で商売を始めることも起業と言うし、また別の人はただ法人登記することを起業と言う。いや、これまで世の中になかった市場を作り出すことこそが起業だと言う人も勿論いる。これはまるで起業家のバーゲンセール。起業という言葉が大層なものでなくなってきたというのは、悪くない。
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私が新しいことに取り組めるということは、それまで私がやってたことを、スタッフやサポート、パートナーの皆さんにやって頂けるようになったからこそ。とても頼りになる。本当に感謝だと思う。
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少しずつ少しずつでも変えていかなければ、前に進めることは出来ない。少しずつ変えていくだけでも、実は中の人は、とても大変なんだよね。そして、それは毎日見てない外の人からみたら、大きな変化に見えるんだ。みんな少しずつなんだよね。
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お金を集めるための仕事をとってくる、ということは、とても大事な仕事。それが出来るようになってきた次の段階は、お金を生み出すための仕事を作る、そのためにお金をつかうという仕事。お金を使わないと、それ以上のお金を生み出すことは出来ない。新しい仕事を作り出すのが、さらに大事な仕事。
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せっかく小さな会社なんだから、社員が増えるときには、そのひとりひとりとドラマチックで思い出に残るエピソードがあって良いと思うんだよね。そう簡単には仲間になれないけど、それがいい。
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例えばスポーツなどの日本代表に選ばれた人がいて、その人がせっかく才能があるのに、ヤル気もなく努力もしないとしたら、とても勿体無いと思う。では、もし自分がそんな立場になれたのだとしたら、きっと努力するのではないか。そう、誰もが今の仕事での自分だって、そうなんだと思えば頑張れるはず。
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よく「時間がない」という人がいるけれど、本当にそうかな、と思う。様々な事情があるにせよ、少なくとも時間は、どんな有名人も、偉業を成した人も、普通の人も、24時間平等に与えられてる。時間をどう使うか、優先順位の問題だ。自分の時間をどう使うか、考えていないと、あっという間に過ぎるね。
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現場で苦労しなくてもアジャイル開発が自然と出来るようなビジネスモデルまで含めたやり方を「究極のアジャイル開発」と呼び、昔ながらのビジネスの中でも組織になんとかアジャイルを導入しようと工夫し努力するやり方を「至高のアジャイル開発」と呼ぶのはどうだろう。どちらが正しいではなく、違う。
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ソニックガーデンで働くことは、毎日が勉強会やコミュニティに参加してるようでもあり、毎日が開発合宿に行ってるようでもあり、毎日がリーンスタートアップマシーンに参加してるようでもある。そんな感じで働けますが、実は、それはそれで大変なんだと思う。