どうやって決断の速度を上げるのか。決断の経験を積むのがひとつ。そして、迷わず素早く決めるためには、哲学とかポリシーとか理想とかといった価値観が必要だ。だいたい迷う時というのは、妙な欲が出てきたときだ。自分たちの価値観が明確になってれば、選択肢の数はぐっと減るから、決断が早くなる。
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絶対に正しい決断なんて誰にも出来ない。市場や環境の変化の激しい時代に、何がうまくいくか、本当にわからない。わからないならば、慎重に考えて、なるべく正しい答えを予想しようとするのではなく、素早く決めて、間違いを早めに潰していくやり方もある。少なくとも考えてるだけでは機会損失になる。
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事業の中で難しい問題を考えるとき、殆どの問題が数学のようにただ一つの正解があるなんてことはなくて、いくつも選択肢があって、どれを選ぶかを決断して進めてみて、それで結果が出るかどうかしかない。経験を積むと、選択肢の幅が広がるし、筋の悪い選択肢には気付ける。それでも正解はわからない。
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毎日毎日、決めても決めても新しく決めることが出てくる。小さな決断で訓練していくことで、段々と大きな決断が出来るようになってくる感じがする。決断する、という仕事にも訓練が必要だということだろうな。
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機能として出来ることは少ない量でいいから速い段階で世の中に出すか、沢山の機能をしっかり揃える代わりにそれなりに時間がかかっても良いとするか、そのどちらかの選択ならばわかる。沢山の機能を速く作りたいと言うかもしれないが、そもそもそんな選択肢はない。小さく速く、か、大きく遅く、のみ。
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本の執筆とブログの違い。本の方が沢山書くので大変そうと思いきや、ウェブと違い紙面に限りがあるので、むしろ短く簡潔に書かねばならない。そして、短く書くことの方が難しいので、やはり本の方が難易度が高い。一方で、ブログで大変なのは、夫々の記事タイトルを工夫しないと読んでもらえないこと。
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世の中に色々な人がいるのだから、色々な意見や主張があって良い。同じ業界や同じ職種であったとしても、考え方も哲学も価値観も様々にたくさんあっていい。昔と違ってインターネットを通じて誰でも発信できるようになったんだから、思うところがあるなら、素直に文章にして発信すればいいんだと思う。
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会議とは報告の場ではなく、議論の場のはずだ。議論こそが、企画であり、設計であり、計画だ。持ち帰って考えても、結局、議論で覆される。その場で考えて、その場で考えをぶつけ合う。持ち帰って社内で検討する位なら、全員が揃っているその場で議論した方がいい。議論こそが仕事の本質ではないか。
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難しいことを解決するから仕事になるんだよね。簡単なことを続けてるだけでは、ただの作業。ずっと作業だけしていくのか、それとも仕事をしていくのか、求められるのは自分の頭で考えることだと思う。
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自分たちは何屋なのかを分かっていれば、社内の何に時間とお金を投資すればいいか、自ずとはっきりする。雇用も教育も自社のコンピテンシーに繋がることだけに投資することで、他社との差別化を図ることができる。コアコンピタンスだけに集中投下するのが、本当の「選択と集中」ということではないか。
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ハードウェアと違い、稼働してから柔軟に対応して直していける特長こそが、ソフトウェアと呼ばれる所以。そのことは優れたプログラマであればあるほどわかっている。そういう風に柔軟に直していけるように作ることができるからだ。ハードのようにソフトを扱おうとする人は、プログラマとしてはどうか。
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今の仕事や状況に満足していることは良いことだけど、だからといってそのままでいて数年経つと、外部環境が変わってしまい、よくない状況になりかねない。今というのは一過性で、今は時間が経つと過去になる。うまくいっている時ほど、現状維持せず変化を恐れず新しいことに挑戦した方がリスクは低い。
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採用にかなりの時間と、それに伴うコストをかけている。本当に良い人を採用するには、時間がかかる。これまで、人を採用するのに焦ってうまくいった試しがない。そうして時間とコストをかけて採用していることこそが、他の会社やお客様のところで出来ないとしたら、それが私たちの強みにもなっている。
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社内コミュニケーションで起きる問題は、大きな組織になればなるほど顕在化してくる。それは同じ社内であっても知らない人とは助けあうのは難しいから。たとえ大企業であっても、小さなチームのように、お互いのことを助けあいたいと思えるようにすることが、私たちの考える社内SNSの目指すところ。
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大昔にマネージャーをしてた頃は、部下や若者を会社や顧客から守ることが自分の役割で、間に入ってあげようなんて考えてた頃もあった。でも、それは間違いだった。最初から最前線で直接にお客さんとやりとりもした方が、辛いこともあるけど嬉しいことも大きいし、それが成長の原動力になるとわかった。
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普通に会社員をしていると、転職をするにしても起業するにしても、新しいことのお試しが難しくて、一か八かになってしまう。そうした運に左右されてしまうことで、多くの可能性が毀損されているように感じる。例えば週に半分しか働かないから給与を半分にした上で、副業が許されれば良いんじゃないか。
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ふりかえりをすると気付くことが沢山ある。気付きメモを社内で共有してるけど、これを文脈を共有してない人も読むブログにするとなると、読者視点に書き換えるのが大変なんだよな。
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事業の方向性や戦略を検討したり、決断をしたりするときには、一人よりも二人で話し合う方が、精神的にも思考の観点としても良い。会社の創業も一人よりも二人の方がうまくいきそうだ。ただ意思決定に二人以上いると、スピード感がなくなりそうだ。