リーダーの仕事の多くは決断することだ。決断とは、断ち切ることを決めることだ。何も捨てられないのだとしたら、決断することはできない。誰に遠慮なく捨てることが出来るのはリーダーだけだ。決断を他人に委ねるのはリーダーではない。私欲に揺れず迷いなく決断するために、目指す姿や価値観が要る。
投稿
564
つらい仕事でなければ成長できないなんてのは間違いだ。厳しい仕事は成長の機会だけれど、それをつらいと思うなら、成長には繋がらない。つらいと感じるのは、目標がないからだ。目指す姿があるなら、感じ方が変わる。悩みは解決すべき課題に変わるし、問題は乗り越える壁に変わる。仕事が楽しくなる。
565
社員全員が常に考えられるチームになるために、平常業務ではKPTのふりかえりを繰り返しつつ現場の改善を行っている。ただ、どうしても短期的な目線になりがちなので、4半期から半年で、長期的かつメタな視点からのふりかえりを行うのがYWT。KPTは現場に任せて、YWTだけは私が出ています。
566
人生はいつからでも挑戦する機会も権利もある。歳なんて関係ない。大器晩成かもしれないし、一発逆転さえあるかもしれない。ただし、それがあるのは逆転できるための準備を続けてきた者だけだ。何もしてこなかったのなら、うまくいくわけがない。年齢をハンデにしないためには、準備を続けるしかない。
567
考える力には、これも筋肉と同じように、インナーマッスルのような種類があるように思う。日々の業務や生活での考える力は、目に見えて効率を改善してくれる。もう一つはWhyを考える力で、目的や意義など明確な答えがないことを考えることは、すぐに効果は出なくても、長い目でみたときに差が出る。
557
社内で新規事業を興すのが困難な要因の一つは計画主導であることだ。先の読めない新規事業であるにも関わらず予算を求める。予算の確保のためには計画が必要となる。計画すること自体は悪くないが、計画書が承認されたら、次はその計画を満たすことが目的になりがちだ。誰の為、何の為の事業か見失う。
568
考える力は、筋力と同じように鍛えることができる。日々、考える習慣がついているかどうかで大きな差になる。常に考えていれば、どんな急な出来事にもアドリブで対応できる。忙しい経営者の人たちの対談や取材は、事前に準備なんてしないでも成立しているのは、彼らが普段から考えているからだと思う。
558
既存事業が危なくなりそうだから、体力のあるうちに新規事業といって取り組むケースは多いが、その程度でうまくいくなら、世の中は新規事業だらけだろう。まして既存事業を超えるものを、既存の余力程度で、そう簡単には興せない。かつ創業には体力だけではなく、圧倒的な情熱をもった創業者が必要だ。
569
世の中には沢山の人がいて、その人の数だけ価値観の違いがある。価値観が違うからといって、怒る必要はない。大事なことは、自分とは違うと認識することだ。大人になって、既に形成された価値観は、そう簡単には変わらないし、変えられない。ただ、一緒に仕事するなら価値観が近い人との方が良いよね。
559
ふりかえりだけでは意識は変えられない。ふりかえりは気付くきっかけに過ぎない。そして気付いただけでも人は変われない。どうするのか。具体的な行動案に落とし込んで、実践し続ける。その行動を続けることで、いつしか習慣になって、結果として意識も変わっている、というのが、遠回りのようで近道。
517
アジャイル開発に限らず、どんな手法であってもうまくいかないのは、それを使う目的から考えないから、というケースが多い。その手法なりのメリットから考えて導入を提案しても、押売りみたいなもので、うまくいかない。抱えている問題があって、それの解決に繋がることでなければ自己満足に過ぎない。
549
そこで気付いたことは、自己評価では仕事に価値はなく、仕事とは相手にとっての価値であり、その価値を届けられることを、対価を払ってくれる人に気付いてもらわなければ、存在していないに等しい、ということだ。それが出来なければ、フリーランスになっても会社員でいても結局は駄目だということだ。
496
人の考え方や姿勢は、自分のアクションに対するフィードバックがあることで受ける影響は非常に大きい。組織のカルチャーをどう作るかは、何を評価するか、という点で決まってくるし、それはちょっとしたことのフィードバックの積み重ねだ。と思った。
528
ナレッジワーカーの働き方の基本は、自分自身で何をするか考えられるセルフマネジメントできる人たちによる助け合いのチームワーク。そんなセルフマネジメントの次の段階は、自分で今の自分のことを認めてあげることで得られる幸福感なのかもしれない。セルフマネジメントからセルフレコグニションへ。
507
経営ポリシーは価値観やカルチャーなので、何が正しくて何が間違っているか、ではなくて、いろいろな考えがあって良い。経営者や会社によって違うはずだし、だからこそ沢山ある中で自分にあう会社も見つかるはず。経営ポリシーは、結局は経営をする人たちの性格や生き方を反映したものになるんだろう。
539
今すぐに自分たちだけではどうにもならないような変えようもない事実について語りあうのは、あまり意味があるとは思えない。未来にどうしていきたいかを共有し、そのために今できることは何かを語りあうのは、有意義に思える。現状を変えようとすることより、理想の実現のためにできることを考えたい。
518
仕事した気になるけど、価値を産んでない3つの仕事。メールや問い合わせの返事などのリアクションでする仕事。報告をするだけの会議や、議論だけで行動に繋がらない話し合い。日程や場所の予約や調整。返事・会議・調整が大事なのもわかるが、もっと生産的な仕事にも意識して時間をとるようにしたい。
550
社会人2年目の頃に、フリーランスに憧れて、独立しようと考えたことがある。プログラミングの腕には自信があったし、会社からの評価に不満もあった。その時に恩師に言われた。辞めて仕事はどうする?ここの仕事をするだけなら、ただ立場の弱い社員と変わらんぞ、と。確かに当時は商売を知らな過ぎた。