未来はわからない。もしも今、君たちが世界を変えるチャンスに巡り合わせているとしたら、立ち止まって休んでなんていられるかい？

コアコンピタンスだけを研ぎ澄ますように人事を配し、それ以外は、外の専門家に任せるのが良い、とはわかってはいる。が、外の管理ための人が必要だし、結局の指示と検収は必要。つまり、頭は外には出せない。

ITの力を使わずに、年に4度程の社長訓辞程度でしかビジョンやメッセージを伝えられないような大企業の経営者は、早晩滅びるんじゃないだろうか。中小ならまだしも、社長と話したことのない社員が沢山いる大企業で、社員はどうやって貢献のモチベーションを保てるのか。

事業について考え、悩むことができるだけ、幸せなのだろう。結局、最終的な判断を下すのは、自分ひとりというのも苦しいが、今出来なければ、一生できない気がする。考え方を身に付ける糧になっているはずだ。

ソフトウェアサービスビジネスを実現するのに、クラウドにより提供のための投資と費用は、ほぼゼロになった。しかし、売るとなった途端、マーケティングのコストだけが相変わらず、投資の判断が必要になる。どうにもならないのか？

制御したい訳ではなく、把握したい。指示したい訳ではなく、助けたい。指導したい訳ではなく、応援したい。そうありたい。

クラウドという言葉で陳腐に思われるのは癪だけど、ソフトウェアを製造・納品というパラダイムから、サービスというパラダイムへの変化を進めていきたい。今こそソフトウェアをハードウェアの軛から解き放つのだ。

『いざという時』は、一生来ない。今という時に、やるのか、やらないのか、しかない。だとしたら、常に準備しておくことが大事。それが素振り。

事業戦略。今現在に集中するべきか、将来のための検討もするべきか、悩む。資源は限られている。何事も経験だが、無駄も多い。

組織運営。結果で評価するべきか、プロセスで評価するべきか、悩む。プロセスというならば、もっと見える化させて、口を出さなければいけない。しかし、それではモチベーションはさがるかもしれない。

迷いが、行動を遅らせる。迷いが無駄を産む。迷いが無ければ、迅速に動ける。迷いを無くすためには、自分の行動のルールが必要。そして、ルールを決めるのは、将来のビジョン。

設計とは何か？どの行為を設計と呼ぶのか。漢字２文字にするから、分かり合えない。何を目的に何をすることを指しているのか、はっきりさせたい。まずは、そこからだ。

やるべきことを決めるよりも、やるべきでないことを決めることの方が断然難しい。頑張ることに覚悟を決めるよりも、捨てる勇気を持つことが大事だ。

ビジョンも信念もなく働くことは楽かもしれないが、ビジョンも信念もなく働き続けることなどできない。

現状を嘆くだけの人は、出来ない言い訳を考えるのが上手。何を伝えても届かない。何も世界を変える必要なんてない。高々、自分ひとりの生き方を変えるだけなのに。うん、わかってる。君の次の言葉は、「そうは言っても・・・」だろう？それじゃ嘆くしかないよね。それが君の現実なんだろうね。

本当にアジャイル開発をしようと考えているなら、顧客側に、開発すべき量／作り込み度／機能を、10分の1にする覚悟があるか、SIerは、売り上げ額が10分の1になっても良い覚悟があるか、そこを問いたい。