勘と経験と度胸だけの経営からの脱却

思考メモ

ソフトウェア開発の世界には、その品質を評価する基準となる品質特性がある。機能性,信頼性,使用性,効率性,保守性,移植性が、国際規格で決められていて、開発時の指標になる。

こうした品質特性の考え方は、政治や経営の文脈でも考えることができそうだし、むしろ人の考えや概念を扱うのがソフトウェアだとしたら、とてもフィットするのではないだろうか。


機能性は、企業としてのパフォーマンスを示す指標であり、顧客への価値を高めることで売上や成長率といった数字に繋がる。

信頼性は、企業を存続させるためのリスクマネジメントしているかどうかで、トラブルなく続けられるかどうかに繋がる。

使用性は、社員にとってのUXを高めることで、働き方の柔軟さや働きやすい制度などを用意することで採用や離職に繋がる。

効率性は、そのまま業務効率のことであり、無駄なコスト構造を解消し、生産性を高めることで、より多くの利益に繋がる。

保守性は、企業が成長していくにつれて、体制や制度の見直しが求められる中で、変化し続けていけるかどうかに繋がる。

移植性は、企業のサステナビリティを高めるために、後継者の育成や適切な権限委譲などを進めていくことに繋がる。


これら品質特性は、売上だけ見ててもダメなように、どれか一つだけでは持続しないので、うまくチューニングしていくことで、良い状態を作ることができる。

こうした品質の観点をもって経営に取り組むことで、よりバランスの良い健全な企業経営が実現できるように思う。

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