私が採用面談で質問するのは、その人の過去の経歴や実積、スキルではなく、まして事前に考えておけるようなことでもなく、その場の瞬間にどれだけのことを考えて回答できるのかをはかるための質問を出す。それは、普段から考える力と表現する力を鍛えてないと、対応できない。
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尊敬する松下幸之助さんも稲盛和夫さんも、仕事を愛して、没頭して働くことを肯定している。ましてリーダーたるや、と。私も仕事が楽しいし、目指すビジョンを実現するために、仕事が趣味といえる程に没頭して働いてしまう。ただそれは自らの意思で、好きで楽しくやっていることだから、幸せなことだ。
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漫然と同じ行動を繰り返しても先には進めない。考えすぎて何もしないよりも、考えすぎずに行動した方がいいかもしれないが、大事なことは行動した結果から「何を学ぶか」だ。学びのない人は改善がない。改善できないなら同じ行動を繰り返す。そして、行動が変わっていなければ、学んでないのと同じだ。
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自由というのは、選択肢があるということだ。もし本当の自由があるとしたら、それは無限の選択肢を持つということになるが、それは誰にもあり得ない。多かれ少なかれ限られた選択肢の中から自らの意思で選んでいくしかないし、自ら選ぶことさえ出来るなら、それはもう自由だ。人は誰でも自由になれる。
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人生における資産とは何か。家や財産といったものから、無形の価値観へシフトしつつある。時間こそ大切な資産であり、時間を得るためにお金を使うことに価値はあると感じる。例えば、健康でいること。また、モノを手に入れるよりも、素晴らしい経験にこそお金と時間をかけるだけの価値があると感じる。
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どんなアドバイスも言い訳をする人たちには届かない。言い訳をする位ならアドバイスなんて求めなければ良い。人には人の事情があるし、世の中どうしようもないことも沢山あるだろうけど、与えられた時間は24時間365日なのは平等で、その時間をどう使っていくのか結局は全て自分の選択なのだから。
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会社とは、顧客と社員の双方を幸せにする仕組み。社員はサービスを提供し、顧客はそれを受ける。そして、その価値はお金という形になり、なにより喜んで貰えると嬉しい気持ちになる。双方に幸せな感情という新たな価値が生まれる。経営とは、その仕組みを作ることで、社員が幸せでないなら片手落ちだ。
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イノベーションを起こそうなんて掛け声で起こせるものなら、どんな会社でも起きてるはずで、そう簡単なものではない。イノベーションとは、取り組んでいる渦中にいる人たちにそんな意識はなく、世界を変えてしまった後に、評論家や学者が分析して、あれはイノベーションだった、と語られるものだろう。
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何かやりたいことがあるけど、何から始めていいかわからないし、どう考えていいかわからない。そんな相談を受けることもあるけど、ハッキリ言って圧倒的に努力が足りないと思う。勉強も練習もしないで、1度の打席で成功するためにどうすればいいか悩むなんて無意味だ。才能を疑う前にまず努力しよう。
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プログラミングのときはDRY即ち、同じコードを繰り返さないことが保守性を高めるポイント。一方で、コミュニケーションのときは繰り返し伝える位で丁度いい。重複のないように一度だけ伝えても、大抵は伝わってない。手を替え品を替え、何度でも伝えていい。何度も同じ話でも、聞く分には問題ない。
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モノ作りの究極の境地は捨て去ることだ。どれだけ作業してても、どれだけ綿密にアイデアを練っても、価値がなければ捨てる。捨てることで価値が生まれることもある。いずれ捨てるとしても、手間をかけたことに意味がある。つまり捨てて価値を得るためには、たとえ無駄となることですら大事だったのだ。
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創作活動をしている限りは、共感も反感もありえる。そこで知りもしない人からの批判を気にして卑屈になるよりも、真意を理解して応援してくれる人たちがいることを信じて、次の創作に取り掛かろう。そうして前に進まないと自分に共感して応援してくれる人たちまでも否定することになってしまうからね。
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仕事にもコモディティーとブランドがある。ビジネスパーソンが自分をブランド化して価値を高めたいならば、問題解決と提案のスキルを身につけると良いだろう。顧客や上司から言われたことをするのではなく、顧客や会社の抱える問題を解決することができれば、仕事のオファーが絶えることはないだろう。
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私たちは経営の場面でよく「設計しよう」という言葉を使う。それは社内の新しい制度や仕組みを考えるときに使う。私たちにとって経営とはデザインすることに他ならない。そして設計したアイデアを、実装し運用していく。まるでソフトウェア開発だ。会社は人であり、人こそが究極のソフトウェアなのだ。
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ふりかえりの2つの手法の使い分け。KPTは、筋道があって、理想の姿が見えてるときに使う。オペレーションの改善ツール。YWTは、ゴールが見えずに、模索していくときに使う。ビジネスの探求ツール。KPTは、Keep/Problem/Tryで、YWTは、やった事、わかった事、次にやる事。
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読書の習慣をつける。積読を順番に読もうとしても、つい急ぎの仕事をしてしまい積みっぱなしになる。そこで読書の時間を決めて、その時間は読むようにする。さらに、その時間内に一冊読み終えるようにする。分厚くても読み終えるようにすれば、必然的に読み飛ばすが、良い本ならば読み返せばいいのだ。
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アイデアを閃いても、誰かに相談しなければ出来ないなら、そこで情熱の熱量が失われてしまう。もしITならば、自分でプログラミング出来れば、そのロスはない。しかし、プログラミングが出来るからといって、一つのことに情熱を燃やし続けることは難しい。閃き→実行→持続、どこまで情熱を保てるか。
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変革を目指そうと言う起業家は多いが、大事なことは、変革した後の世界がどうあるべきかを語ることだ。変革そのものは手段や結果でしかなく、変わらなくても良いかもしれない。変革を語るより、自分の信じるあるべき世界について、より具体的に、より現実的に語れば、共感も関心も得られるはずだろう。