伝わる文章を書くにはどうすれば良いか。魂を込める、なんて言うけれど、それはあまりに情緒的すぎる。少し理性的に考えるなら、時間をかける、ということだろう。どうすれば伝わるのか一生懸命に内容を考え、表現を見直し、何度も読み直して、推敲して削る。時間をかけることが魂を込めることに近い。
自由をつくる自在に生きる
非合理な常識よりも、非常識な合理を採る。それが自由への道である。 前回の記事で「経営はもっと自由で良い」と書いた。そう、一般的な会社経営で常識と考えられていることよりも、私たちは自分たちらしい会社のあ…
会社を再発明するために試した3つの実験と結果 〜 ベテランが管理職にならなくて良い組織
2016年のソニックガーデンの経営を振り返ると、新規事業の創出、オフィスの本質、人が増えた組織のマネジメントに取り組んできた。それらの取り組みは、一般的にイメージされる「会社」とは違う、新しい会社を作る…
20161230
プログラミングはスポーツのようなもので、知識があれば出来るというものではない。繰り返しの練習が必要だし、日々やらなければ鈍る。一通り教科書を読んだからといって、思い通りには作れない。だけど、練習を重ねれば少しずつでも出来るようになる喜びも、スポーツに似ている。だから、楽しいのだ。
20161230
採用面談では応募者からの質問の時間を多く取っている。質問内容から、その人の興味や大事にしている価値観や共通点がわかる。質問がない人からは、こちらに興味がないのではないかと感じる。なにより質問できない人は、受け身で言われたことをするだけの人かもしれない。質問がない人は採用できない。
20161229
一人一人の適材適所を探すことが、いつもの経営ミーティングの主な議題。直接手を動かすのではなく、人に働いてもらうことが経営ならば、経営上の課題は結局はそこに行き着く。どうすれば活躍できるのか、きっと本人以上に本人のことを考えている。適材適所さえできれば、あとは本人が頑張ってくれる。
Joy,Inc.(ジョイ・インク)役職も部署もない全員主役のマネジメント
ちゃんと日の目を見られて、楽しんで使ってもらえて、意図した人びとに広く普及するものをデザインし、作り上げること。それが喜びである。 翻訳レビューに協力したので頂いた本を読んだ。本書は、メンロー・イノベ…
20161225
コミュニティは、やらなければいけないことをやる場所ではなく、やりたいことがやれる場所。それも近い価値観の仲間がいて、その実現を助けてくれる。そこに人が集まることの価値がある。それでうまくいくなら会社も同じようにすれば良い。会社だって、やりたい仕事が仲間の助けで出来る場所にしよう。
「モノより思い出」所有か経験か価値観の変化
先週は1週間の休暇を頂いて旅行に行ってきた。休暇と言いつつも、少しずつ仕事をしていた。私は経営者なので、仕事も休みも関係ないと言えば関係ないし、インターネットとパソコンさえあれば、いや最近だとスマホ…
20161222
ブログで少し面倒くさいなと感じるのは、どこまでを前提とするかという点。記事単体でシェア・読まれる可能性が高く、少なからず前提を伝えなければ、読みにくかったり、珍妙な批判されたりする。本の場合は、後半になるほど、ハイコンテキストな内容でも構わない。ただし読んでもらえる人は限られる。
20161222
ブログは誰かの役に立つことを書きましょうと言われるが、簡単に役に立つのは知識の話だ。それも価値あるが、人生の難しい問題には、そのまま真似して役に立つような話はない。具体的な話は物語として面白いけれど、他人の人生はフィクションと変わらない。結局、受け手次第だから気にせずに書きたい。
20161222
プログラミングでは、なるべく様々なケースやパラメータを考慮することでバグの発生を防ぐことができる。ブログを書いていると、様々な反論や例外が思いつく。それらの全てに筋が通るように書けば、理路整然となって読みやすくなる。ただし記事では多少バグのような引っ掛かりがあった方が反響はある。
20161220
人からの質問や相談に答えることで、自分の中にある考えを言葉にできる。丁寧に説明しようとすれば、自分の中にある考えが整理できる。わかりやすく伝えようとすれば、簡潔な表現を思いついたりする。自分にない切り口の質問からは、新しい観点やインスピレーションを得られる。情けは人のためならず。
20161217
技術者コミュニティのマネジメント経験から、会社経営の大事なことを学んだ。コミュニティでは権力や報酬では人を動かせない。内発的動機を見つけてもらい、好きで得意なことで力を発揮してもらう。無理はしない。本人たち自身が楽しむ。でも、これって良い会社を作る基本でもあったんだって気付いた。
20161215
見知らぬ土地への旅、それもガイドなどいない旅は脳の活性化に役立つ。本を読むことは、見知らぬ世界への旅に似ている。身体は動かさなくても、想像力さえあればどこへでも行ける。即ち、読書は脳の旅だとも言える。読書もリアルな旅も、脳を活性化させる刺激になる。脳の若さは刺激によって保たれる。
20161214
『倉貫:そのボーダーを超えるとどうなるか。私たちのビジョンは、通勤がなくなる世界です。江戸時代、ご奉公のために江戸へ通った参勤交代と同じように、何十年後には「会社に通勤していた時代があったらしい」と語れるようになると思っています。』 https://t.co/kHmINODSeB
20161213
休暇中に「自由」について考えるために、森博嗣『自由をつくる 自在に生きる』を読んだ。 https://t.co/VtPMnaVkcQ 「人生の目的は自由だ」という趣旨から自由について考察が綴られている。共感できた「非合理な常識よりも、非常識な合理を採る。それが自由への道である。」
20161208
地方自治体による企業誘致やU/Iターンで企業や人を持ってこようとする活動は、日本全体の人口が減る中で人の奪い合いになってしまい不毛に見える。もっと人が流動して、それぞれの地域で交流しお金を落とす仕組み、それは旅と仕事を一体化出来れば実現できそうな気がする。自治体と議論してみたい。
