プログラマの成長ステージにも 、仲山 進也さんの加減乗除の考え方が適用できそう。加のステージでは、コードを書いたり読んだりする絶対量が必要。書くほどに速くなるし、経験するほど設計と実装の引き出しが増える。ある程度の要件なら、タスクばらしと見積もりできることを目指す段階。
作りたいものが作れるようになったら、減のステージ。いかに効率的に成果を出せるようになるかを意識する。コスパが上がれば、時間に余裕ができるようになり、新しい技術に挑戦できるようになる。また、チームのメンバーとうまくコミュニケーションして、苦手なことを減らし得意なことに集中する段階。
乗のステージでは、ゼロからフルスクラッチで作れる設計・実装・運用の全般的な開発力に加えて、専門的な技術領域を持ち、その分野でリードできる。チーム内でも他の人を助ける場面が増え、多くのプロジェクトで頼られて、複数の案件に関わりつつセルフマネジメントして並列で価値を出していける段階。
技術領域でなく、バイネームで存在感が出せるのが、除のステージ。仕事はプログラミングだとしても、組織で言えば経営の視点や視野を持ちつつ、自分で考えて成果を出す。自分の趣味嗜好でやっていることと、仕事で成果が出ることが一致しているから、使役される労働ではない。「遊ぶように働く」段階。