マーケティングを考える。『顧客満足につながる価値は、「商品本来のもつ価値」「パッケージやブランドを含めた商品全体の価値」「品質保証やアフターサービスなどのサービス価値」からなる。』そう、そうだった。教えてもらった時は納得したのに、活かせてなかった。今なら実感をもってわかる。

顧客は、本質的な価値だけを購入するのではなく、付随するパッケージなども含めて商品を選ぶのだ。製品設計では、付随するパッケージやアフターサービスも含めて考える。そして、それらを含めた上で、価格・チャネル・プロモーションといった販売戦略を考えるんだ。

経験上、事業戦略の検討で大切なのは、考え過ぎて自分たちで可能性を潰してしまうこと。ある程度、考えたら、考えても出ないものは妄想せずに、顧客候補やユーザへのヒアリングや市場調査をするというアクションプランに落とし込んでしまうこと。

理想やビジョンだけで人は生きていけないけれど、それがないと頑張れない。現実の困難さを見て諦めるのでなく、どうすれば実現するのか検討したい。

シンプルであるということは、素直である、ということに近い。捻りにひねったアイデアより、相手のことを考えた素直なアイデアの方が刺さる。素直であれ。

受託のシステム開発において、労働集約型であることが根本的な問題ではない。弁護士だって労働集約である。問題なのは、労働集約でありながら、瑕疵担保を含む製造責任での契約であり、個人毎の単価が画一的に同じ人月とされてしまうところ、ではないか。

企業にとっての強みは、日々の業務で積み重なるようにしていかなければならないのだろうな。思い付いても急に違うことを始めることは出来ないし、何も考えずに日々過ごしてしまうと、先に繋がらない。事業とは大変だな。

自分がこの世に産まれる前から、同じ会社で働いた方の言葉は、やはり軽いものではなく、深みがある。一方で、もはやその方々の時代ではなく、我々の世代が主役になるんだという自負も持った。それが、若さ故のものだということもわかってはいる年齢でもあるが、今は先を心配するより前に進むべきだ。

小さな企業は、大きな企業では出来ないこと、人数かけても出来ないことをやらないと、生き残れない。他の企業がやりたがらないことをしないと、生き残れない。皆がやりたいと思うことはアウトソースしないし、競合も多い。

「人は資産である」というのは、単に人に優しく人を大事にしよう、ではなくて、むしろ有効に活用しよう、ということだと思う。活用というとドライに聞こえるが「人を活かす」ということ。人は誰もが活かされたい、活かされる場所で働きたいと思っている。私も活かされたい。

中間成果物をゴールにおいた計画はうまくいかない。いかに最終成果物を作り続けるかが重要。

24時間は誰も平等に与えられた時間。どう使うかは自分次第。それでも越えられない壁があるとしたら、運や才能を含め、自分の問題ではないのかも。ま、やるだけやったらね。

サービスメニューは多ければ多いほど良いという訳ではない。だけど、メニューがなく一つしか商品がないというのでは売れない。また、自由度が高ければ高いほど良いという訳ではない。だけど、自由度がなく、すべてお仕着せというのでも売れない。「わかりやすさ」が大事。

現実には、伝説のマーケッターなんぞいない。では、どうするのか。自分たちに出来ることは何か、冷静に見なおし、今ある資源で、テコを利かせる方法はないかと、頭を働かせるのみ。

インバウンドで、リード獲得を狙うなら、まずはブログを含むメディアでアウトプットしないといけない。アウトバウンドで狙うなら、まずは個別のヒアリングなどでインプットが十分でないと、うまくいかない。いずれにせよ、市場とのIOが重要なのだ。

時間で予定を組むと、パーキンソンの法則が発生して、その時間をフルに使ってしまうのは、もったいない。しかも、時間内で終わらず、ズルズルと伸びてしまう。大事なのは開始の予定でなく、締切の予定ではないか。

事業を始めて、お客さんの存在に感謝を覚え、事業を継続して、働いてくれるスタッフに感謝を覚えた。そして、事業を拡大しようとするときに、ビジネスパートナーに感謝を覚えている。一人では何も成し得ない。感謝が積み重なるばかり。以前はそんな簡単なことすらわからなかった。

ブルーオーシャン戦略もフリーミアムもロングテールも、後から外から見て分析して付けただけ。事業を考える際に、それを狙って事業計画を立てるのはナンセンス。結果として、ブルーオーシャン戦略だったと他人から分析される、だけ。そういう観点だとアジャイルも同じだ。