モノづくりにおけるマネジメントの基本は、リスクもゴールも、良いことも悪いことも想像することから始まる。何をどう作るか、何が起きると困るのか、想像し続ける。どれだけの観点で想像できるかは経験次第だが、想像することを意識して仕事しないと、いつまでも経験は蓄積されない。創造は想像から。
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技術は、新しい考えかたが出てきて一気に変わるのでなく、様々な発明が積み重って徐々に進化し、そして複雑になっていく。そんな中、積み上げた上でシンプルな答えを出すものがある。「あ、それで良いんだ」と思えるものが出てきたときこそ、正しい進化をしたと感じる。Railsがそうだったと思う。
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仕事を頼みたいときに、タイミングよく一緒に仕事したい相手との一番いい関係維持の方法は、逆説的だけど、継続的にほんの少しずつでも仕事を続けてもらって、定期的に話をする機会を作ることだ。テーマもなく声かけて雑談するの苦手だから、仕事の話題でも少し話す機会があると、相談もしやすくなる。
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とてもシンプルで気に入っていたアプリやサービスが、時を経て利用者が増えるにつれて、機能やオプションが増えていき、シンプルさを失ってゴテゴテし、動作も遅く、バグも多いものになっていくのを沢山見てきた。エントロピーの増大は避けることは出来ないのだろうか。シンプルに保つことの難しさよ。
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自ら成長して組織の中で役割が変わるとすれば、人を育てる立場になる、ということだ。とはいえ人は勝手に育つものなので、成長する機会を与え見守り、誤った方向に育たないように支える位で丁度いい。人を育てることは自身の成長につながる。なにも偉くなることや管理職になることとイコールではない。
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経営判断をするにあたって、ただのワンマン判断でないようにするために、会社のカルチャーや価値観に頼って決めている。私たちの場合「一か八かの勝負をせず小さく試す」ということもそうだし「ドラスティックに変えずに弛まずじっくりと変える」ということもそうだ。私たちの経営に派手さは必要ない。
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健康で元気でいることが少なくとも、経営者、特にトップとしての最低限の資質ではないだろうか。リスペクトしてる経営者の人たちは皆さん、幾つになっても元気で明るい。
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エンジニアの派遣で好景気という話をよく聞くが、もう少し大きな視点で見たときに、大変なリスクを孕んだ状況である感じを受ける。わからずに求められるままに人を雇って拡大してるとしたら恐ろしいし、もしわかってやってるとしたら、さらに恐ろしい。
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ソニックガーデンでは、コーディング規約みたいなものは用意していません。規約があると、それが基準になってしまうし、ただ守ればよくなりいつか本質を失ってしまう。書き方にはトレンドがあり、常に進歩していくもの。「今日のコードが人生最高のコード」にするために、コードレビューがあるのです。
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「○○は、○○では使えるけど、○○だと使えない」は、新しいものを否定するときに使える定番のテンプレ。もしかしたら、期待し過ぎてたことの裏返しなのかもしれないけれど、そのテンプレに当てはめてしまった時点で自分で考えることを放棄して思考停止してる気がする。銀の弾丸なんてないんだよね。
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アジャイルにしろクラウドにしろ、なんだって手に入れたらすぐにうまくいくようなモノなんて何もない。勇者の剣みたいな装備するだけで、高い攻撃力を得るなんてことはゲームの中だけだ。新しい何かがあるとして、それを知るだけでなく、どれだけ時間をかけて経験して取り組むか、そこで差がつく筈だ。
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身体のことは体重やスタイルで目に見えるから気にしてメンテナンスしたりする。実は脳も同じではないかと思う。日々鍛えてない脳と、少しずつでも鍛えてる脳で大きな差になる。むしろ見えない分、相当の差がついているかもしれない。いつも考えている人は、考える力がある。脳も鍛えることができそう。
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本を書くこともそうだけど、ブログを書くのも、けっこう大変で、産みの苦しみみたいなものもある。だけど、何かを書くというのはクリエイティブなことで、楽しさもある。楽しいと思えば続くし、やめたいとも思わない。ある意味で趣味みたいなものだ。続くかどうかは義務感よりも、楽しめるかどうかだ。
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ITを活用した新規事業は、なぜか敷居が低いと思われているが、新規参入も市場開拓も本当に難しいことだ。事業の立ち上げの経験がないとしたら出来るはずがない。例えば、ラーメン作ったことない人が脱サラしてラーメン屋を始めるといったら、誰もが難しいと思うはず。なぜITだといけると思うのか。
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アジャイル開発に出会ったときに、開発スタイルも、お客さまとの関係も理想的だと感じたはずだ。そこで、既存のビジネスモデルの中でアジャイル開発を追求するか、理想を実現するために前提となるビジネスモデルから変えるのか。後者はアジャイルを目指していないけれど”be agile”だと思う。
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リモートワークは、安く使われるためのものではなく、場所に依らずに高い価値を提供できる仕事を実現するためのもののはず。『「通勤」をなくせばうまくいく』を書くなら、ITエンジニアをはじめとするナレッジワーカーのリモートでの働き方と、価格ではない価値を産み出す考え方についてまとめたい。
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ニアショアって言葉を、地方側の人が自ら使うのはあまり好きじゃない。結局は、東京との価格差での価値を出しているだけで、そのことはむしろ、自分たちやエンジニアの価値を自ら貶めているように感じる。都心と同等の価格でも仕事をして、そこで生じる差は社員の豊かな生活に還元するべきではないか。
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会ったこともない人のことは、ついつい悪い人のように想像しがちなものだ。ただ実際に会ってみると、気さくで良い人だったりすることも多くて、むしろ好きになることも少なくない。まだ会ってない人を勝手な想像で貶めないようにしたい。会ったこともない人からの批判は気にし過ぎない方が良いだろう。