その業界で利口になるということは、その業界における常識が身につくということで、ベテランになればなるほど、その業界のおかしな慣習にさえ気付かなくなってしまうことでもある。しかし、その業界を変えることが出来るのは、その業界のことを深く知って、考え尽くしたものだけろう。ニーチェの深淵。
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事業までいかなくても、ウェブサービスやアプリをどうしても作りたいという気持ちがある人はどうすればいいか。プログラミングの勉強はウェブでいくらでもできるが、かなり
時間はかかってしまう。とはいえ、事業になってないものをアウトソースするのは難しい。このギャップを埋めることを考えてる。
428
プロジェクトマネジメントをしっかりすればするほど予定調和になって、滞りはないけど、想定外に面白いことは起きないので、新しい価値を創造することとプロジェクトマネジメントの相性は、よくないように思う。イノベーションが求められる会社を経営する立場でのマネジメントでは、それではいけない。
460
自分たちは何屋なのかを分かっていれば、社内の何に時間とお金を投資すればいいか、自ずとはっきりする。雇用も教育も自社のコンピテンシーに繋がることだけに投資することで、他社との差別化を図ることができる。コアコンピタンスだけに集中投下するのが、本当の「選択と集中」ということではないか。
439
なんのリスクも負わず、なんの投資もせず、どんな努力もしないで、リターンが得られることなど、そんな都合の良い話はない。
471
新しいことへの取り組みは、迫害の歴史だと、日産でGT-Rを作った水野さんが仰っていた。その通りだと思うし、否定も非難もされないなら、それは新しくもないということではないか。最初はどんなことも、100%の人に認められることってないから、それで良いんだと思います。
450
どうすれば良いかわかってない場合は、それを知ることから始まるけれど、わかっているけど出来てない、という課題の方が実は解決が難しい。だいたいのことが、言われなくてもわかっているけど、出来てない。計画よりも実行が大事。
482
サービスを産み出すのに、ビジネスマンにソフトウェア開発を教えるのか、エンジニアにビジネスを教えるのか、どちらが早いか。いずれの場合でも、アントレプレナーシップを持っていなければ、新しいものを産み出すのは難しい。起業家が自らプログラミングを学びたいという気持ちは、とてもよくわかる。
429
私は「人月」という単位が嫌いだ。どれだけ技術を学び努力するものも、そうでないものも、等しくただの数字に落とし込められることが嫌いだ。SIerの現場にいた頃、メンバーさえ決まっていないのに「これ何人月?」と聞かれることに耐えられなくて喧嘩してた。この業界から人月の習慣を無くしたい。
461
ハードウェアと違い、稼働してから柔軟に対応して直していける特長こそが、ソフトウェアと呼ばれる所以。そのことは優れたプログラマであればあるほどわかっている。そういう風に柔軟に直していけるように作ることができるからだ。ハードのようにソフトを扱おうとする人は、プログラマとしてはどうか。
440
今まで、久しぶりに長時間のがっつり経営のディスカッションを副社長と実施して、色々とクリアになった。全てにロジックと筋の通るビジネスをすることを経営判断するときの哲学にしてる。ロジックが通っていると、社内外の誰に対しても裏表なく同じ説明が出来る。そのことで不要なコストも削減できる。
472
この世界には、沢山の価値観と考え方があって、画一的である必要はなくて、色々な価値観があっていい。どうしても自分の考えが正しいと思う人が、証明するために起業する。そうして、多くの人が起業して、沢山の会社ができれば、自分の価値観にあう会社がきっと見つかる。会社の数は沢山ある方がいい。
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どうやって決断の速度を上げるのか。決断の経験を積むのがひとつ。そして、迷わず素早く決めるためには、哲学とかポリシーとか理想とかといった価値観が必要だ。だいたい迷う時というのは、妙な欲が出てきたときだ。自分たちの価値観が明確になってれば、選択肢の数はぐっと減るから、決断が早くなる。
483
欲しくもない人に無理に売りにいくセールスは苦手なのでやめて、欲しいと思った人にだけ気づいてもらえるようにするマーコムをしたらお互いにハッピーだろうと思う。せっかくインターネットで小さな会社でも、それが出来るようになってきたのだし。
430
良いことをしたい、人の役に立ちたい、という気持ちはどんな人にもあって、行動の原動力になるのは間違いない。が、それだけでは続けられないのも事実で、そこにインセンティブを得られる仕組みが必要となる。一方で「人はパンのみにて生くる者に非ず」であり、金銭だけでは動かない。両方が望ましい。
462
今の仕事や状況に満足していることは良いことだけど、だからといってそのままでいて数年経つと、外部環境が変わってしまい、よくない状況になりかねない。今というのは一過性で、今は時間が経つと過去になる。うまくいっている時ほど、現状維持せず変化を恐れず新しいことに挑戦した方がリスクは低い。
441
今日も非常にエキサイティングな出会いがあった。共感してる人が紹介してくれる人は、やっぱり面白い。経験上、こういう時に、共感できるかどうか、出会って3分でわかったりする。自分にとって共感できる人との出会いは連鎖していく感じがする。インターネットのお陰で、その機会は以前より増してる。
473
自分が選んだ選択について、たとえ後付けであっても、理由を持つことは、とても重要で、その選択に理由がなければ、選んだ結果がすぐに揺らいでしまうことが起きる。人が行動する時の原動力に「理由」は、大きな力を与えてくれる。Whyから始まっている人は強いな、と思う。