最初のバージョンは雑に仕上げる

思考メモ

何か作品を生み出そうとするとき、文章でも絵でも、仕事の成果物でも、一発勝負や一筆書きで、良いものや完成品を作ろうとしてもうまくいかないんだよね。

いきなり完成度や理想の高いものを作ろうとすると、二の足どころか一歩も動けなくなってしまう。頭の中で考えるばかりで、何も進まず時間だけ過ぎて辛い。

だから、最初に作るものの完成度は極限まで下げてしまった方が良い。そのまま世に出す訳でもないので、こんなレベルで良いの?というハードルにして作る。

いったん作ってみたら、直したくなってくるので、あとは改善していけば良い。よほどの天才でもない限り、一度で完成するレベルのものは作れないと思う。

ゼロから作るよりも、既にあるものを改善していく方が楽だし、まわりの協力も得やすいし、チームで何か作るときは、叩き台があった方がやりやすくなる。

一人で作るときも、自分のための叩き台として作ってみれば良いんだな。むしろ、雑に作った方が直したいところが無限に出てくるから、やる気も続きそう。

少しずつ直していって、完成に近づける。そのとき締切がないと、ずっと直し続けたくなってしまうのが最上志向。どこかで諦めたなら、それで完成となる。

かのレオナルド・ダ・ヴィンチは「芸術に完成はなく、あるのは放棄されたものだけだ」と言ったとか。という呟きも時間がきたので放棄して完成としよう。

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