毎日ブログを書こうと思いつつ、頑張って少しずつ書いても公開まで至らず、結局はせいぜい週に1本のペースになってしまう。それでも蓄積になっていくのが、ブログの良いところ。ブログの記事は自分の代わりに考えを伝えていってくれる人がいるようなもので、書くほどに、その人が増えていくイメージ。
投稿
534
ソースコードの品質は、ビジネスの人間からすると見えないし、すぐに影響が出るものではないために、決まった期日に間に合わせることこそを最重要な課題としてしまいがちだが、それを徹底したときに、将来の過大なコストを負うことになる。納品するビジネスの場合、そのツケは発注側が負うことになる。
513
ナレッジワーカーの全員がマーケティングを行い、その経験と知見こそが、企業のコアコンピタンスになるとしたら、普段からの仕事において、自らの顧客について、自社の強みについて、考えて行動しなければいけない。それは大変なことではあるけれど、そうなるようにすることがマネジメントとも言える。
545
フリーランスや、これから独立を考えている腕の立つエンジニアたちが、「自由」な立場のままで、自分の「得意」なことで貢献できて「安定」した報酬を得つつ、「素敵」なお客様と「楽しく」仕事ができ、切磋琢磨できる「仲間」に囲まれ、将来の「安心」も得ることができる、そんな場を作っていきたい。
492
開発と運用が協力しあうDevOpsというキーワードが流行っているが、もっと大事なことは、ビジネスの人やデザインの人とも含めて協力しあうスタイルにしなければ、結局は部分最適で終わってしまう。責任の所在を求めるようになると、スピードは落ちる。本当に大事なことは、ワンチームであること。
524
「納品のない受託開発」では価値はどうやって測るのか?という質問。製造業とサービス業の違い。数値で測るかどうか。珈琲豆を買うなら、グラム数で正確に測って買う。だけど、喫茶店なら分量で測って買う訳ではない。ソフトウェア開発のビジネスをサービス業に業種を転換したことがパラダイムシフト。
556
カッコよく新規事業といっても、その基本は商売なのだから、顧客は誰か、誰のどんな問題を解決しようとしているのか、からスタートしないとうまくいかない。既存事業の縮小傾向を打破するために始めると言うのは、自社のための事業なので、すぐに儲からないとわかるとストップがかかってしまうだろう。
503
「納品のない受託開発」の話をすると、きまって、「それはお客様とは信頼関係がないと駄目ですね?」と聞いてくる人がいるのだけど、それはその通りなんだけれど、そもそもどんな商売だって、お客様と信頼関係がないとうまくいかないのではないだろうか。少なくとも、楽しい仕事にはならないだろうね。
535
行動の伴わない理想は、ただの妄想であり、理想のない行動は、ただの衝動だろう。ただ、どちらも周りに迷惑さえかけなければ別に悪いことではないが。
514
「事業の目的は顧客の創造である」これもドラッカー。マーケティングこそが事業の本質であり、本来アウトソースはできないし、それをするとお金を出すだけの投資家のようになってしまう。企業が自ら経験し蓄積べき知見とは、そのマーケティングの活動であり、それこそがコアコンピタンスになってゆく。
546
また、腕に自信があって独立したくても、商売が出来ないことを不安にフリーランスに踏み出せない人も多くいるだろう。もしかすると、そのせいで優秀な才能が、どこかに埋もれてしまうことがあるとしたら、もったいないことだ。その状況はクラウドソーシングで変わる可能性もある。それ以外も考えたい。
493
一度伝えたからと気にせずに、何度でも伝えるようにするくらいで、丁度いい。人へのメッセージは、伝えた本人が思ったほど伝わってないし、伝えられる側はどんなことも、そんなじっくり聞いたり読んだりする暇もない。ちゃんと伝えたかったら、その数を重ねるしかない。
525
技術力以外に御社のエンジニアに求められるものは何か?という質問。必要なのは、ホスピタリティ。ホスピタリティというと難しいけれど、相手のことにどれだけ関心を持つことが出来るか、ということ。相手に関心を持てば、いろいろと聞きたくなるし、話したくなる。コミュニケーションは、それで十分。
504
ブログ書くとき、500から600文字くらいまで書き進めると、乗ってきてどんどん書けるのだけれど、そこまでいくのに時間がかかってしまう。もっと日々書いて、日常の習慣にしていって、その感覚までの閾値を下げたい。これは他のことでも同じように感じる。どれだけ進み出すまでの敷居を下げるか。
536
インターネット以前と以後。企業におけるソフトウェア開発の需要も大きく変化してきた。インターネットが登場してから、どんな業種・業界の企業であっても、直接に顧客と繋がることが出来るようになった。それまでの経路をすっ飛ばして顧客に価値を届けられるようになることで、新しい事業も産まれる。
515
ドラッカーによると、企業におけるマーケティング活動は、ナレッジワーカーとしての社員の全員が行うべき仕事だという。顧客は誰かを考え、顧客と向き合い、顧客の価値を創造する仕事。マーケティングは、究極的にはセールスの必要性をなくすこと。そのための活動を社員の誰もが担当するチームは強い。
547
フリーランスに求められるのは、ただ腕が良いというだけでは駄目で、少なくとも自分自身を売ることのできる商売の力が必要になる。人脈で仕事を見つけることも手かもしれない。ただ下手をすればいいように使われてしまうし、特にエンジニアは商売が下手な人が多い気がする。それは非常に惜しいと思う。
494
たしかに私にとっては、会社や組織を作ったり経営することは、プロダクトやサービスを作ったり運営することに近い気がする。自分の作品のように四六時中、そのことを考えているのが好きで、プログラミングと同じで、ロジカルに筋が通ることを重視するし、その活動を通じて自己を表現しようとしている。